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書評会「東アジアにおける資本主義の形成―中村哲『東アジア資本主義形成史論』を読む―」

書評会「東アジアにおける資本主義の形成―中村哲『東アジア資本主義形成史論』を読む―」 published on

日時:2019年12月7日 13時~17時
場所:稲盛記念会館2階 205号室
参加費:無料
主催:京都民科歴史部会 共催:日本史研究会・中国現代史研究会

 中村哲氏の著書『東アジア資本主義形成史論』(汲古書院2019年4月)が上梓された。中村氏は、1990年代以降、比較史の方法をもちいて、日本・中国・韓国を中心とする東アジアにおける資本主義形成の特質を明らかにしてきた。そのうち2001年から2010年までの研究成果を3編8章にまとめたのが本書である。
 本企画では、堀和生氏をコーディネーターにむかえ、日本経済史の長島修氏、中国経済史の久保亨氏、インドネシア経済史の植村泰夫氏が自らの専門分野から書評をおこなうとともに、東アジアのなかでの比較を通じたコメントも加える。それらに対する中村氏のリプライを含めて総合討論をおこなうことにより、東アジアにおける資本主義形成の歴史的特質を明らかにするとともに、現代世界資本主義の歴史的な段階についても全体的な討論をおこないたい。

司会 堀和生(京都大学)

報告1:植村泰夫(広島大学) 「東南アジア史から(インドネシア史を中心に)」
報告2:久保亨(信州大学) 「近現代中国資本主義の強さをめぐって」
報告3:長島修(立命館大学) 「日本経済史研究と東アジア資本主義」
リプライ:中村哲(京都大学)