第38回平和のための京都の戦争展ミニシンポ
日時 7月31日(火)午後1時~3時30分
場所 立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区等持院北町56-1)
2階ミュージアム会議室
テーマ 「総力戦体制下の「傷痍軍人」」
講師 松田 英里(一橋大学大学院社会学研究科 特任講師)
終戦より七十有余年が過ぎ、今や戦争を経験した世代は減少し、従軍経験者にいたってはその数は一層少なくなりつつあります。これに伴って、戦争により負傷した者たちについて、考える機会は次第に失われていき、「戦争の悲惨さ」が形骸化した語りとして、ないがしろにされてしまうことも否定できません。そこで本年のミニシンポジウムでは、「総力戦体制下の「傷痍軍人」」をテーマとし、日中戦争以降の総力戦体制下で日清・日露戦争の「廃兵」、日中戦争以降の「傷痍軍人」がどのように戦争に動員され、戦争協力を強いられたのか、という問題を取り上げます。
本企画では、賞賛と蔑視の二面的な立場にあった傷痍軍人を題材に研究しておられる松田英里さんを講師に迎え、彼らの経験を被害と加害の両側面からみていきたいと思います。
主催 日本史研究会
一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。
問い合わせは、日本史研究会 (〇七五)二五六―九二一一