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2010年11月例会

11月例会「桓武朝研究の現段階 ―皇統意識を中心に―」

 

光仁朝から嵯峨朝は、律令国家の転換期として、従来より様々な観点から研究が進められてきた。近年では桓武朝を中心として活発な議論がなされている。桓武朝の評価は、律令国家の転換期を理解する上で重要な論点であり、今後もより議論を深めていかなくてはならない。

特に皇統意識の問題は、桓武朝の評価を考える上での重要な論点となっており、多くの研究が蓄積されてきたが、今後の議論の展開の為にも今一度研究史を把握し直す段階に来ているように思われる。また、これまでは文献史学中心に議論が進められてきたが、文献史学以外の視点の導入も必要だろう。

例会では、皇統意識の問題を中心に、研究の現段階を確認すると共に、今後の課題を明らかにし、さらに考古学の成果を踏まえた陵墓研究の立場からの報告を通して、今後の研究展望について考えたい。

 

報告:清水みき氏(三重大学)   「桓武朝の皇統意識」

報告:今尾文昭氏(橿原考古学研究所)   「土師氏の改氏姓と「在地化」する陵墓」

 

日時:11月27日(土) 13時~17時

場所:機関紙会館5階 大会議室

(京都市上京区新町通丸太町上ル東側

地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分

京都市バス「府庁前」下車すぐ)

 

入場無料。一般来聴歓迎。

お問い合わせは、日本史研究会 075(256)9211