Skip to content

日本史研究会12月例会

日本史研究会12月例会 published on

「在地首長制論の行方」

日時 12月23日(日) 午後1時~6時

場所 京都大学吉田キャンパス本部構内

文学部新館2階第3講義室

(市バス「京大正門前」または「百万遍」下車すぐ)

 

報 告  服部一隆氏「律令公民制の実態と在地首長制」

磐下 徹氏「郡司と在地首長」

関連報告 栁田甫氏 「畿内政権論と在地首長制論

―史学史的視点から―」

コメント 石村智氏

 

1970年代初頭に提起された在地首長制論は、以後の研究に大きなインパクトを与えた。例えば在地首長制論を批判的に継承する研究の流れからは、村落首長制論が提起されるに至った。他方、日本史研究会古代史部会では1970年代後半以降、在地首長制論批判が展開されてきた。現在は在地首長制論が提起されてから既に40年以上が経過しているが、それに代わるような理論は未だにあらわれていない。近年、在地首長制をめぐる議論はやや低調になった感もあるが、この間に精緻な実証的研究は着実に積み重ねられている。また、在地首長制論が参照した人類学の研究も大きく進展しており、首長制の概念そのものも見直されている。こうした研究状況に鑑み、本例会では、今後いかに在地首長制論を継承・発展させていくべきか、あるいはそれに代わる理論を構築するべきかを模索するべく、議論を深めたい。

 

一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。

お問い合わせは、日本史研究会 075(256)9211