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「若手研究者問題」解決に向けた歴史学関係者の研究・生活・ジェンダーに関するウェブ・アンケート調査(実施期間再延長のお知らせ)

日本歴史学協会では「若手研究者問題検討特別委員会」を設置し、若手はもちろん、修士課程以上すべての歴史学関係者に向けて、インターネット上でアンケート調査を行っております。

 

2015年8月より2016年1月中旬までアンケートを実施したところ、約400件のアンケートデータが集まりました。アンケートに協力いただいた皆様に感謝いたします。

しかし、想定していたサンプル数には届きませんでした。

この回答数は、2009年に行われた日本社会学会の同様のアンケートの回答数が615件(満40歳代以下に対象者限定)と比べて大きく下回っています。

また、回答者の対象地域も「日本」が45%強、「ヨーロッパ」が31%に対し、「中国・朝鮮」が11%、「南北アメリカ」が3%となっており、分野的な偏りも生じております。

 

これはひとえに、「若手研究者問題検討特別委員会」の告知不足が原因であると思いますが、現在の歴史学領域の全体像を把握するために、再度アンケート期間を延長し、少しでもサンプル数を増やしたいと考えております。

 

アンケートの対象は、修士以上の大学院生、非常勤職員、大学教員、専門職、学校教員などを含む、幅広く歴史学に携わる人びとを想定しております。また対象年齢も若手に限定せず、全年齢の方々を対象としております。

 

歴史学にとっての「若手研究者問題」とは、大学教員、中高教員、学芸員などの専門家をどのように養成するのか、そして研究・教育に携わる者が大学改革などに直面しながらどのような研究・教育を営み、どのような課題を抱えているのか、という世代を超えた問題です。

 

本アンケート調査は、歴史学における「若手研究者問題」の実態を明らかにし、歴史学を次世代にとって魅力ある学問分野とするために、関係諸機関に有益な提言を行うことを目的としております。

 

本会の加盟学会および歴史学関係者の皆様に、改めて本アンケート調査への回答と周知にご協力をお願い申し上げます。

日本歴史学協会委員長 木村茂光

若手研究者問題検討委員会

赤羽目匡由 浅田進史 小沢弘明(委員長)

菊池信彦 崎山直樹 瀬畑源

永山聡子 野口華世 中野聡

服藤早苗 山田邦明 若尾政希

 

 

2016年3月31日17:00までウェブ・アンケート調査期間を延長します。

アンケートはこちらから

https://sites.google.com/site/jhcwebsurvey/home/questionnaire

 

●アンケートの回答にはおおよそ20分程度かかります。

●Researchmapなど、これまでの研究業績をまとめた資料を参照しながら記述することで、アンケート回答時間は短縮できると思います。

●アンケートの性格上、複数回の回答することはお控えください。

 

無記名アンケートであり、また全てのデータは統計的に処理され、回答者が特定されることは一切ありません。結果の公表に際し、回答者に不利益が及ばないよう、細心の注意を払います。

また、記入いただいた情報の原本は本アンケートの目的以外に使用せず、分析結果公表後は速やかに破棄いたします。