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第46回古代史サマーセミナー

第46回古代史サマーセミナー published on

【日程】2018年8月24日(金)~26日(日)

【会場】長崎県大村市(活水女子大学看護学部)

【宿舎】長崎インターナショナルホテル(長崎県大村市)等

【内容】(報告名は仮題を含みます)   

8月24日(金)分科会(個別報告)

 五十嵐健太(東北大学)「古代神職制度の展開」

 安 洪贇 (東京大学)「日唐律令給与制度の比較研究」

 佐藤早樹子(早稲田大学)「平安時代の任官制度における人間関係」

 佐藤 亮介(國學院大学)「平安時代の荷前使と告陵使」

 稲垣 竣亮(名古屋大学)「賑給制度の再検討―種稲との関わりから―」

 小塩 慶 (京都大学)「九世紀医療官人の転換―『続日本後紀』嘉祥三年三月癸卯条再考―」

 安東 峻 (大阪大学)「蝦夷村と蝦夷郡」

 米倉 広晃(広島大学)「奈良・平安時代の帛御衣に関する一考察」

 孟 瑜  (広島大学)「平安中・後期における蔵人の奉仕と服装」

8月25日(土)全体会「竹松遺跡と平安期の対外関係」

 小松 義博「竹松遺跡の調査成果」

 小川 弘和「古代から中世への転換期」

 村川 逸朗「古代・中世の肥前西部の交通ネットワーク」

 山本 信夫「大宰府編年と竹松遺跡出土の貿易陶磁」

 松尾 秀昭「滑石製石鍋」

 柴田 博子「南九州から見た竹松遺跡の官衙と出土文字資料」

 榎本 淳一「古代の貿易管理制度」

 昼休みに出土遺物見学会(新幹線文化財調査事務所久原現場事務所)

8月26日(日)見学会

 大村湾一周コース(大村市新分駅推定地、東彼杵町歴史民俗資料館、門前遺跡、

  ツル掛第一石鍋製作所跡、大瀬戸町歴史民俗資料館等を見学予定。)

 バスA:17:00長崎空港→17:30諫早駅解散(予定)

 バスB;16:30長崎駅方面(予定) 

 

【参加費】35,000円程度(宿泊費・見学会等込み)

【申込方法】以下の①から⑤をご記入の上、メールにて下記までお申し込みください。 

  ①氏名(漢字・ふりがな)・性別・年齢

  ②所属

  ③住所・電話番号・メールアドレス

  ④喫煙の有無

  ⑤全日程参加・部分参加の別

 ※部分参加の方は懇親会(24・25日)の参加不参加、宿泊の要不要(24・25日)、

  現地見学会(26日)の参加不参加もお書きください。

【お問い合わせ・参加申込先】

第46回古代史サマーセミナー実行委員会事務局

〒857-1193 佐世保市沖新町1-1 佐世保高専一般科目歴史科・堀江潔教員室

TEL 0956-39-4315(直通)※連絡はなるべくメールにてお願いします。

メールアドレス:kodaishi46nagasaki@yahoo.co.jp

【申込締切】7月31日(火)

※申込締切後、詳細な日程および参加費用等を記した「実施要項」を郵送いたします。

※受入人数は80名程度の予定ですが、大幅に超過した場合は期限前に申込を締め切る場合があります。

第38回平和のための京都の戦争展ミニシンポ

第38回平和のための京都の戦争展ミニシンポ published on

第38回平和のための京都の戦争展ミニシンポ

日時 7月31日(火)午後1時~3時30分

場所 立命館大学国際平和ミュージアム(京都市北区等持院北町56-1)

    2階ミュージアム会議室

テーマ 「総力戦体制下の「傷痍軍人」」

講師 松田 英里(一橋大学大学院社会学研究科 特任講師)

 

 終戦より七十有余年が過ぎ、今や戦争を経験した世代は減少し、従軍経験者にいたってはその数は一層少なくなりつつあります。これに伴って、戦争により負傷した者たちについて、考える機会は次第に失われていき、「戦争の悲惨さ」が形骸化した語りとして、ないがしろにされてしまうことも否定できません。そこで本年のミニシンポジウムでは、「総力戦体制下の「傷痍軍人」」をテーマとし、日中戦争以降の総力戦体制下で日清・日露戦争の「廃兵」、日中戦争以降の「傷痍軍人」がどのように戦争に動員され、戦争協力を強いられたのか、という問題を取り上げます。

 本企画では、賞賛と蔑視の二面的な立場にあった傷痍軍人を題材に研究しておられる松田英里さんを講師に迎え、彼らの経験を被害と加害の両側面からみていきたいと思います。

 

主催 日本史研究会

一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。

問い合わせは、日本史研究会 (〇七五)二五六―九二一一

シンポジウム歴史教科書いままでとこれからⅩⅣ

シンポジウム歴史教科書いままでとこれからⅩⅣ published on

新高校学習指導要領と「歴史総合」を考える

2018年6/17(日) 13:00~17:30(12:30開場)
  Ⅰ 学習指導要領の改訂で高校「社会科」はどうなるか 担当 歴史教育者協議会
 Ⅱ 新科目「歴史総合」を検討する
 ① 「近代化と私たち」 担当 歴史科学協議会
 ② 「国際秩序の変化や大衆化と私たち」 同 歴史学研究会
 ③ 「グローバル化と私たち」 同 歴史教育者協議会

早稲田大学 早稲田キャンパス 3号館601教室(6階) (新宿区西早稲田1-6-1)
*正門を入って右手の建物
*地下鉄東西線早稲田駅 徒歩5分
*高田馬場からバス早大正門行き終点下車すぐ
*例年からの会場変更にご注意ください
資料代800円
◆主催◆
歴史学研究会歴史科学協議会
日本史研究会地方史研究協議会
歴史教育者協議会東京歴史科学研究会
子どもと教科書全国ネット21
連絡先:歴史教育者協議会03-3947-5701/ jimukyoku@rekkyo.org

第57回 近世史サマーセミナー

第57回 近世史サマーセミナー published on

第57回近世史サマーセミナーのご案内

日時 2018年7月14日(土)・15日(日)16日(月・祝)

会場 ニューサンピア栃木

   (栃木県鹿沼市栃窪、関東バス「ニューサンピア栃木前」下車すぐ)

日程 第1日(7月14日)全体会・研究報告

   第2日(7月15日)分科会、全体会・研究報告、レクリエーション

   第3日(7月16日)巡見―屋台のまち中央公園(鹿沼市)、大谷資料館(宇都宮市)、他。

            宇都宮駅で解散予定

全体会

高山慶子「宇都宮藩戸田家の財政」

平野哲也「下野国東部の百姓の内陸水運網拡充構想」

曽根原理「天海の修業時代―関東天台寺院との関係で―」

山澤学「日光社参における地域の伝承と将軍権威」

  ※いずれも仮題。報告順序は変更の可能性があります。

分科会

浅羽葵偉「近世関東農村部における酒造家と売子」

井上快「幕末期私塾における教育活動」(仮)

武田真幸「近世後期における飢饉認識と風説」

綱澤広貴「近世後期津山藩における村方支配と下級役人」

戸出晴香「明治初年における吉凶礼式時の「帯刀」について」

道上和洋「武蔵国神奈川陣屋の廃止とその意図」(仮)

費用 全日参加で28,000円程度(予定)

定員 70名(申込み先着順)

申込方法 ①氏名、②性別、③郵便番号・住所、④電話番号、⑤メールアドレスを明記の上、6月25日(月)正午までにパソコンメールにて下記までお申し込みください。参加申込者には、後日、分科会要旨などを含めた詳細な申込要項を送付いたします。

申込先 第五七回近世史サマーセミナー実行委員会

メール 57samasemi.kinsei@gmail.com

連絡先 ご不明な点などがございましたら、上記アドレスまでお問い合わせください。

第56回 中世史サマーセミナー

第56回 中世史サマーセミナー published on

第56回 中世史サマーセミナーのご案内

日程:2018年8月22日(水)~24日(金) 2泊3日
宿泊場所:天然温泉 河内長野荘

シンポジウム:「奥河内の中世を探る」

巡検:金剛寺(文書・境内等)・観心寺(文書・境内・寺辺領)・烏帽子形城・狭山池博物館等(予定)

定員:50名 ※7月12日(木)〆切。先着申込順。定員になり次第、締め切らせていただきます。

参加費:3万円程度(全日参加の場合)

お申し込み方法:下記連絡先までメールにて、参加希望の旨及び返信先をご記入の上、お申し込み下さい。折り返し、申込入力フォームをお送り致します。
メールアドレス:chuseishi.summerseminar56@gmail.com
ツイッター:https://twitter.com/56_chuseishi_ss

主催:第56回中世史サマーセミナー実行委員会
実行委員:川合康(実行委員長)、永山愛(事務局長)、永野弘明・田村亨(副事務局長)ほか

※5月27日(日)より受付開始 

日本史研究会4月例会

日本史研究会4月例会 published on

「地域史としての京都史」

日時 4月22日(日)午後1時~5時  

会場 機関紙会館5階大会議室

  京都市上京区新町通り丸太町上ル東側

  (地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分、市バス府庁前下車すぐ)

 

 吉野秋二(京都産業大学)  「「上京」と出雲寺・御霊神社―平安京近郊の地域形成―」

 三枝暁子(東京大学)  「西之京の歴史と現在―フィールドワークで学ぶ地域史―」

 小林丈広(同志社大学)  「歴史学をめぐる現場と公共性」

 

本年度、日本史研究会では、秋の大会で「総合史としての地域史」をテーマとする全体会シンポジウムを企画し、準備を進めている。博物館・資料館、自治体史編さんといった現場を意識し、地域史を全体的・通時代的に復原するための方法を、文献史学の立場から追究するものである。京都を地域史の実験場と位置づけ、社会の側に視点を置いて地域の歴史的性格を考察する。本例会は、大会シンポの第1回準備会として企画したものである。多数のご来聴を期待している

 

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

問い合わせは、日本史研究会 (075)-256-9211

第7回「歴史から現在(いま)を考える集い」(日本史研究会主催)

第7回「歴史から現在(いま)を考える集い」(日本史研究会主催) published on

明治維新期の政治変革-公議・公論の勃興とその意味-

◎会場 平安女学院大学京都キャンパス室町館4階412教室
  ※アクセス 市営地下鉄烏丸線丸太町駅
          市バス烏丸丸太町停留所  下車、徒歩5分


◎日時 2018年3月4日(日)14:00~17:30(受付開始13:30)
      事前申込不要・参加費無料。一般来聴歓迎


三谷博氏(跡見学園女子大学教授) 明治維新における「公論」の位置
奈良勝司
(立命館大学助教)    幕末の「公議」と対外問題
                        ―慶応元年一〇月の簾前評議を素材に―

 

 2018年は明治維新から150年目にあたり、顕彰活動の活発化が予想されます。しかし、私たちは「明治維新」をどれほど理解しているのでしょうか。「明治維新」を、単なる「イメージ」としてではなく、歴史事象として捉えるためには、当時の諸変革を歴史学的に検証する必要があります。そこで今回は、維新史研究をリードしてこられた三谷博氏と奈良勝司氏を講師にお迎えしました。お二人には、日本における議会制や民主主義の形成と深く関係する「公議」・「公論」概念を中心に、当時の政治変革の特質と、その歴史的意味についてご講演いただきます。そのうえで、現在の明治維新顕彰に関しても、歴史研究の立場から問題を提起し、考える場としていきたいと思います。


主催:日本史研究会
共催:「公議」研究会[科学研究費(基盤研究C)「幕末維新期における「公議」の研究」研究課題/領域番号17K03113研究代表者:奈良勝司]
お問い合わせ:日本史研究会075‐256‐9211
URL:http://www.nihonshiken.jp/

 

合同シンポジウム

合同シンポジウム published on

られた明治、られる明治明治150年を考える

 

日時:2018年3月3日(土)13:00〜17:30(開場12:30)

場所:一橋大学(西キャンパス)インテリジェントホール

http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/kunitachi.html

主催:日本史研究会・歴史科学協議会・歴史学研究会・歴史教育者協議会

 

報告者

 原田敬一 「「明治150年」史観・「明治の日」・改憲」

 石居人也 「歴史研究における「明治」をみる眼」

 関原正裕 「明治はどう教えられてきたか」

コメンテーター

 大江洋代 「明治と戦争の観点から」

 横山伊徳 「アジアの中の明治の観点から」

 平井和子 「明治とジェンダーの観点から」

 

参加費:500円

 

主旨文

 今から50年前の1968年、「明治百年」を政府式典で祝うという国家的イベントが催された。政府は、明治以来100年の歩みを、日本が急速な近代化や復興に「成功」した歴史として描き、政府式典を通じて、それを日本中に広めようとしていた。その時、歴史学界や心ある人たちは、1967年の紀元節復活(「建国記念の日」実施)に続く、歴史観の一方的な押し付けであるとして、それを批判し、声明を出し、反対集会を全国で開催した。

いうまでもなく明治以来の歴史には、戦争も迫害も過ちもあった。アジアや世界の民衆と対立し、矛盾を深めた側面もあった。まさに、戦前の日本が、「王政復古」以来、「皇国」日本の世界に対する優越性や正統性を喧伝し、軍人勅諭と教育勅語を支える基盤として顕彰し続けてきたのが、「明治維新」像だった。そのことが軍国日本の膨張政策を支え、世界と対立し、戦争を繰り返した結果、沖縄をはじめ国土の戦場化をもたらし、多大な被害の果てに1945年の敗戦を招いた。「明治百年」記念の国家的イベントは、そうした負の歴史を隠蔽し、戦後、人々が「戦争責任」「戦後責任」の名のもとにかさねてきた反省の重みや、正と負の歴史、光と陰を総合的に捉え、考えていこうとする努力を無視したものだった。むしろ、〈欧米列強と対峙しつつ成し遂げた明治維新〉というイメージを強化することにより、戦後の日本が対米従属下にあり、ヴェトナム戦争に政府や財界が協力していたという重大な事実から目をそらす効果すら狙っていた。

そのような仕掛けが、21世紀の今日、またしても繰り返されようとしている。「明治以降の歩みを次世代に遺す施策」として、史資料の収集・整理・保存・展示やデジタルアーカイブの整備が謳われる一方で、史資料の選別や廃棄がおこなわれ、「明治の精神に学び、更に飛躍する国に向けた施策」の名のもとに若者・女性・外国人の「活躍」ばかりに光があてられようとしている。こうした政府の描きたい歴史が人々に押し付けられるだけではない。150年を期に政府は、過去の特定の歴史事象を讃美することで、現代日本に新たに生起している切実な課題に正面から向き合わない/向き合わせないという情緒的な仕掛けをも駆使しているのである。

21世紀の世界は、多義的な文化を前提として展開するだろう。一国史的な見方は相対化されて久しい。むしろ、従来の歴史学では等閑視されてきた人々・集団・地域から歴史を構想して初めて、あるいは、地球規模の視野によって初めて、わたしたちは新しい世界へと飛び立つことが出来る。歴史学や歴史教育は現在、そうした新しい地平に立っている。豊かな歴史像の提示が人々を励まし、未来を見据えることになる。このような大きな役割を歴史学界は認識しつつ、一面的な歴史像に人々を絡めとろうとする政府の「明治150年」イベントに対峙していかねばならない。

 以上の現状認識に基づき、わたしたち四者協(日本史研究会、歴史学研究会、歴史科学協議会、歴史教育者協議会)は、合同シンポジウム「創られた明治、創られる明治―明治150年を考える―」を企画した。ここでは、原田敬一、石居人也、そして、関原正裕の三氏に、100年と150年の歴史認識・歴史段階の相違、史学史上の把握、明治教育の変遷という多角的な観点から総合的に論じていただく。対して、明治と戦争の視点から大江洋代、アジアの中の明治という問題意識から横山伊徳、明治とジェンダーの観点に基づき平井和子の三氏からコメントをいただく。これによって、100年と150年の歴史状況の相違を意識しながら、権力によって明治イメージが創られ、利用される文脈と構造を、近現代ナショナリズム、新自由主義、グローバリズムの位相において検証することができるであろう。

若手会員制度および終身会員制度について

若手会員制度および終身会員制度について published on

2018年度より、若手会員及び終身会員の資格を導入する。

 

若手会員

ⅰ 満年齢30歳以下の会費を年間5000円とする。

ⅱ 満31歳になる年次から通常の会費を納入する。

ⅲ 割引会費適用に際しては、生年月日を証明出来る書類のコピー(学生証、保険証など)を提出する。

ⅳ 現在の会員についても、新会費制度導入年度(2018年度)からの会費を割り引く。その際(ⅲ)の手続きを行う。

 

終身会員

ⅰ 会員は、満年齢六五歳となる年次の会費納入に際して、「終身会員」会費の適用を選択することが出来る。

ⅱ 終身会員となるには、次の額の会費を一括納入する。

   65歳以上 会費10年分 85000円

   70歳以上 会費6年分  51000円

ⅲ 終身会員となるに際しては、生年月日を証明出来る書類のコピー(免許証、保険証など)を提出する。

ⅳ 終身会員の会費を納入後、退会をしても会費は返却しない。また会誌の発送の停止を希望する場合は、事務に申し出る。

附則

・今後、通常会費の値上げがあった場合は、若手会員・終身会員の会費については、それに応じて見直しをする。その際、会費を納入済の終身会員については、差額等の請求は行わない。

・終身会員が納入した会費は、新たに別の会計をたて、年度ごとに相当額を取り崩す形で運用する。

・その他、新会費制度の導入に当たって必要となる事務上の措置については、総合委員会で検討し、運用する。

 

新会費制度の導入にあたって

2017年10月7日 日本史研究会総合委員会

この度の総会で、新しい会費制度導入を提案致します。提案にあたり、その導入理由について説明いたします。

既にこれまでの総会でもたびたび報告してきましたが、日本史研究会の会員は、長きにわたり減少を続けています。1999年度総会で報告した会員数3403人(発送数。個人会員は2703名)をピークに漸減を続け、2016年度総会報告では、2557人(発送数。個人会員は1991名)となりました。会員の減少傾向は今後も続くことが予想されます。また会員の年齢分布についても若手会員の構成比が低下しています。会員の減少は、学会としての規模の縮小であり、会費の減収に直結し、今後の会の運営、会誌の刊行などの会活動にさまざまな支障をもたらすことが予測されます。

こうした状況をふまえ総合委員会では、学会としての規模(会員数)をある程度維持しながら、今後の学会の活動・運営を円滑に進めていくための方策として、新しい会費制度の導入を検討し、この度の総会で提案することといたしました。

新制度は二つの柱から成り立っています。ひとつは、満年齢30歳以下の会費を割り引く若手会員制度、もうひとつは、満年齢65歳となる年次以降に一定額の会費を納入すれば終身会員の資格を得ることができる終身会員制度です。具体的な制度の内容は、「日本史研究会の新会費制度について(案)」にある通りです。

若手会員制度は、既に多くの学会で導入されています。大学院学費の高騰や就職状況の悪化などで、大学院生・大学院修了者の経済状況は困難を抱え、研究を続けていく上で大きな問題となっています。本会としても、月刊での会誌刊行を継続していく上で、若手研究者の投稿数を維持していくことは不可欠です。このような状況をふまえ、若手研究者を支援するという趣旨の下、若手会員制度を導入することといたしました。若手研究者が入会しやすい環境を整備することは、今後の会員数維持の観点からも意味のある措置と考えます。

一方の終身会員制度は、大学等の退職に伴い退会する会員に、今後も会にとどまってもらうことを目的としています。そのことで、年齢構成のボリュームゾーンである層の退会を減らし、会員数を少しでも維持したいと考えています。

もちろん今回の新会費制度の導入で、冒頭に記した問題がすべて解決できるわけではありません。中堅層の退会も比較的多く、これを食い止めるための方策、また多数にのぼる会費未納者への対策、これらについても引き続き総合委員会で検討していかなければなりません。

現在、本会の会財政は堅調に推移していますが、新会費制度の導入により若干の収入の減少が見込まれます。会活動への支障が出ない範囲で支出を抑え、バランスのとれた財政を維持していくことに努めたいと考えています。新会費制度導入について会員の皆さまのご理解をいただきたく存じます。

2018年3月17日 部落問題研究所例会

2018年3月17日 部落問題研究所例会 published on

「行き倒れ」に関する国際的比較地域史研究
    -移動する弱者の社会的救済・行政的対応の分析-

                                            
 公益社団法人部落問題研究所では2015~17年の3年間、科学研究補助費〈基盤研究(B)、研究代表者・藤本清二郎〉の
交付を受けて標記テーマの共同研究を進めてきました。
 本研究は、これまで進めてきた日本近世の身分制、近現代における部落問題の歴史的研究を、その基盤、あるいは背景
として存在した日本社会における貧困・救済・福祉や人々の移動という幅広い視点から捉える試みとして進めてきたもの
です。
  本研究では、各国・各地域に広範に見られる「行き倒れ」という社会現象を分析対象=分析視角として、近世・近現代の
日本社会で生起した諸現象の夫々の時点における特質を捉え、それを継続・変化の視点で把握するとともに、北東アジア
(清代中国・植民地期朝鮮)の歴史的展開と比較することによって、その特質を把握するという方法を追究しました。
同時に、近代イギリスの救貧体制との比較により、日本・北東アジア・イギリスという世界史的規模での比較考察を試み
ました。
 このような視角・方法で進めてきた共同研究の成果報告会を、下記の要領で開催します。
年度末の御多忙の中ですが、ご参加いただきますようご案内申し上げます。

         《記》
 日 時 2018年3月17日(土)
    午前10時~午後4時30分〔部分参加可・出入自由〕
  
会 場 機関紙会館5階会議室(日本史研究会事務所のある建物)
  地下鉄「烏丸丸太町」下車西へ徒歩5分
  京都市上京区 春帯町350 Tel.075-231-3048
  
報告と日程(*はレジュメ発表)
                                            
10時~  開会挨拶 プロジェクト代表者 藤本清二郎
  研究経過報告 西尾泰広(部落問題研究所)
  
10時10分~   第一部 17~19世紀の日本の「行き倒れ」と身分制
藤本清二郎  (部落問題研究所)  近世日本の行き倒れ-旅人と非人、その境界-
沢山美果子  (岡山大学)        松江藩領の捨て子と子連れ行き倒れ人
*町田 哲  (鳴門教育大学)    遍路の行き倒れからみる民衆世界
*塚田 孝  (大阪市立大学)    都市大坂の非人と行き倒れ           
*森下 徹  (山口大学)        萩城下の勧進について
茂木 陽一  (三重短期大学)    近世三重県域諸藩領における棄児と行倒人保護
J.ポーター  (東京外国語大学)  近世身分制の解体と貧民救済=統制
                  〈昼食・休憩〉
12時50分~ 第二部 20世紀の日本の医療・救護・相互扶助と「行き倒れ」
竹永 三男  (部落問題研究所)  近代日本の「行き倒れ」の歴史的研究の成果と課題
櫻澤 誠   (大阪教育大学)    沖縄出身者の「本土」への移動と相互扶助
廣川 和花  (専修大学)        近代日本の地域医療のなかの病者と行き倒れ
飯田 直樹  (大阪歴史博物館)  大阪府方面委員制度と行き倒れ
大杉 由香  (大東文化大学)    戦間期大都市における乳児・児童の生存をめぐる問題
                   ─大阪・東京を事例に─
                  〈小休憩〉
14時40分~ 第三部 イギリス・東北アジアの福祉・救護と「行き倒れ」
小室 輝久  (明治大学)        イギリスにおける行き倒れ
村上 正和  (新潟大学)        北京育嬰堂における行き倒れへの対応
金津日出美  (立命館大学)      植民地朝鮮における社会事業と「行旅病死者」
鈴木 忠義  (長野大学)        社会福祉学からみた行旅死亡人
全体にわたる質疑応答
閉会


主催・連絡先 公益社団法人部落問題研究所
〒606-8691 京都市左京区高野西開町34-11
mail:burakken@smile.ocn.ne.jp
Tel.075-721-6108  Fax:075-701-2723
後 援  大阪歴史科学協議会・日本史研究会