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2012年12月例会

日本史研究会 12月例会

 

日 程:2012年12月22日(土)13:00~

場 所:機関紙会館5階大会議室
(京都市上京区新町通り丸太町上ル東側、地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分市バス府庁前下車すぐ)

テーマ:「明治維新を地域社会史の視座から問い直す」

報告者・論題:
①奥村 弘氏(神戸大学)

「明治維新による身分制解体と地域社会構想の展開─「三田藩・福澤諭吉」構想を中心に─」

②今村直樹氏(静岡大学)
「藩領国地域の近代(仮)」

一九八〇年代以降、近代地域社会形成史の研究は、「半封建的」な社会を国家が「官治的」に支配する、という旧来の歴史像を実証的に塗り替える役割を果たしてきた。これは、総じて言えば、近世身分制社会の解体と近代社会形成との内在的連関を探る方法論の深まりによるみてとれるだろう。このことは、従来政治史を中心に進められてきた「明治維新史研究」を捉え直す射程を持つものと言える。今後、地域社会史研究の一層の深まりによって、維新史研究の進展が期待できる。
そこで今回は、近世・近代移行期の地域社会を明治維新変革との関連で追究してきた論者二人を招き、当該研究のこれまでの成果とこれからの課題について議論を深めたいと思う。

 

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。
お問い合わせは、日本史研究会 075(256)9211