日本史研究会は、4月21日に日本歴史学協会が発出した「日本学術会議第194回総会決定を支持し、「日本学術会議法案」の廃案を求める声明」に賛同し、国会において、広く研究者や市民の声に耳を傾け、同法案を廃案とするよう求めます。 | |
2025年5月7日 日本史研究会 | |
日本学術会議第194回総会決定を支持し、「日本学術会議法案」の廃案を求める声明 | |
今国会に提出されている「日本学術会議法案」に関し、日本学術会議(以下、学術会議)は4月15日開催の総会において、法案はナショナル・アカデミーの5要件を満たしていない等と指摘して国会に対し同法案の修正を求める「決議」、およびやはり国会に修正の可能性を含む十分に慎重な審議を求めると共に、法案の手続き・内容両面における問題点を明らかにした「声明」を採択した。 わたしたちは学術会議総会によるこの意思表明を支持する。 今後の日本社会における学術と国家権力との関係、学問の自由のゆくえを決する歴史的岐路にあたり、学術会議がこのような意思表明を行なったことに敬意を表すると共に、学術会議の独立性・自律性を侵害してその性格を決定的に変質させ、事実上解体しようとする「日本学術会議法案」の廃案を求めるものである。 |
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2025年4月21日 日本歴史学協会 考古学研究会 名古屋歴史科学研究会 奈良歴史研究会 歴史科学協議会 歴史学研究会 (賛同団体、2025年5月3日現在) |
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第13回「歴史から現在(いま)を考える集い」
第13回「歴史から現在(いま)を考える集い」
日常生活から経済をみつめなおす
「歴史から現在(いま)を考える集い」は、日本史研究会が開催している学生・一般向け講演会です。現代社会が抱える諸問題を歴史研究の立場から問うことを目的とした集会で、参加者の皆さんと一緒に学ぶ企画です。ふるってご参加ください。
〔集会概要〕
日時 2025年5月10日(土)13:30〜16:30
(開場13:00〜)
場所 京都府立京都学・歴彩館 1階小ホール(会議室)
二〇二四年度 歴史学入門講座(京都)
テーマ:改めて歴史像・時代像を探る―変革期の諸問題から― 講師 髙橋昌明氏(神戸大学名誉教授) 「平家の六波羅幕府をめぐって」 季武嘉也氏(創価大学教授) 「日本近現代史料の今昔」 日時 9月29日(日)午後2時~午後5時30分 場所 対面・オンライン(ZOOM)の併用開催 〈対面〉立命館大学衣笠キャンパス 末川記念会館101講義室 (京都市北区等持院北町 京都市バス「立命館大学前」または「わら天神前」下車)Continue reading 二〇二四年度 歴史学入門講座(京都)
第44回 平和のための京都の戦争展ミニシンポジウム
日時 8月2日(金) 午後1時~三時
場所 立命館大学国際平和ミュージアムセミナー室①
(京都市北区等持院北町56-1)
講演タイトル 「戦跡の戦後史と「継承という断絶」」
講師 福間良明氏(立命館大学産業社会学部教授)Continue reading 第44回 平和のための京都の戦争展ミニシンポジウム
第19回シンポジウム 歴史教科書・いままでとこれから
水無瀬離宮(水無瀬殿)関連地域の発掘調査に関する要望書
現在高層マンションの建設計画が進められている旧関西電力社宅地は、水無瀬離宮(水無瀬殿)の新御所跡に推定されている。水無瀬離宮はかつて後鳥羽上皇により造営された政治と文化の拠点である。後鳥羽上皇が近臣と共に起こした承久の乱(承久3年(1221))は、朝廷方の敗北に終わり、武士の世の到来を決定付けた日本史上の転換点として知られる。一方で、後鳥羽上皇の文化人としての側面は高く評価され、『新古今和歌集』の撰集などは後世にまで大きな影響を与えたとされる。Continue reading 水無瀬離宮(水無瀬殿)関連地域の発掘調査に関する要望書
第12回「歴史から現在(いま)を考える集い」開催について
第12回「歴史から現在(いま)を考える集い」
「観客」からみる「芸能」
「歴史から現在(いま)を考える集い」は、日本史研究会が開催している学生・一般向け講演会です。現代社会が抱える諸問題を歴史研究の立場から問うことを目的とした集会で、参加者の皆さんと一緒に学ぶ企画です。ふるってご参加ください!Continue reading 第12回「歴史から現在(いま)を考える集い」開催について
円宗寺跡の全面発掘に関する要望書
現在進行中の「上質宿泊施設計画((仮称)御室花伝抄計画)」(以下、本ホテル計画)予定地である京都市右京区御室芝橋町は、円宗寺跡に推定されている。円宗寺は、後三条天皇の発願により延久2年(1070)に建立され、平安中期に仁和寺周辺に建立された「円」の字を冠する四つの御願寺(円融寺・円教寺・円乗寺・円宗寺、総称して四円寺)の一つである。Continue reading 円宗寺跡の全面発掘に関する要望書
2023年度 歴史学入門講座(京都)
2023年度 歴史学入門講座(京都)
「近世」を捉える視座-社会史研究のこれまでとこれから-
講師
横山 百合子 氏(国立歴史民俗博物館名誉教授)
「近世遊郭研究と現代社会」
渡辺 尚志 氏(一橋大学名誉教授・松戸市立博物館館長)
「近世の村と地域社会から考える」Continue reading 2023年度 歴史学入門講座(京都)