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2013年1月例会

テーマ 「近世の公家社会における家―家職と一門一族を中心に―」

近世の天皇・朝廷研究は、1970年代以降に本格化し、幕藩制国家における位置づけや、幕末期における権威の浮上の問題などが論じられてきた。さら に、1990年代以降には、朝廷の機構や法制と天皇の役割、堂上公家・門跡から地下官人にいたる身分集団としてのあり方などを明らかにする必要が提唱さ れ、多様な側面からの研究が進められてきた。とくに近年、近世の公家身分を問う研究が進展しているが、その一方で公家社会を構成する基本的な単位である家 それ自体に関わる問題は、いまだ十分な検討がなされているとは言いがたい。

そこで、本例会においては、中世から近世へ移行するなかで公家の家職がどのように形成されたのか、また、江戸時代に設立された新家を含め、公家の一 門一族がどのように再結成していったのか、を考える2つの報告を用意する。これらを通じて、近世の公家社会における家の問題につき議論を深めたい。

報告 西村慎太郎氏(国文学研究資料館) 「近世公家の家職化とその展開」
  佐竹朋子氏(京都女子大学) 「近世公家社会における一門一族 ―勧修寺一門を事例として―」
     
日時 2013年1月26日(土) 午後1時~5時
場所 機関紙会館 5階大会議室

京都市上京区新町通り丸太町上ル東側

    地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分
市バス府庁前下車すぐ
入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。
お問い合わせは、日本史研究会(075)256-9211