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2013年4月例会

日本史研究会 4月例会

日時:2013年4月28日(日) 午後2時~5時

場所:機関紙会館5階大会議室

(京都市上京区新町通り丸太町上ル東側地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分。市バス府庁前下車すぐ)

テーマ:「中世貨幣」の成立

報告者 中島 圭一氏(慶應義塾大学)「『中世貨幣』再考」

コメント 伊藤 啓介氏(京都大学)

中世の日本列島の貨幣経済は、一枚一文の渡来銭を中心に構成される、国家の発行によらない「中世貨幣」の流通に、そのもっとも大きな特徴がある。本例会では、今から十五年前の「日本の中世貨幣と国家」(『歴史学研究』七一一)で、「中世貨幣」の成立から解体に至るまでの大まかな見取り図を描いた報告者を迎え、一二〜一三世紀という、その成立期を中心に考える予定である。二一世紀に入るころから、研究者の層・成果ともに、その厚みを急速に増してきた貨幣史研究の成果を踏まえて、この機会に「中世貨幣」のあり方を再検討したい。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。