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2013年5月例会

日 時:5月18日(土)14:00~
会 場:機関紙会館5階大会議室
(地下鉄丸太町駅下車二番出口より西へ徒歩五分、市バス府庁前下車すぐ)
テーマ:「近現代アイヌ史研究の現在と日本史学」
報告者:山田伸一氏(北海道開拓記念館)
「『北海道旧土人保護法』を中心とした近現代アイヌ史の研究状況」
コメント:駒込 武氏(京都大学)

2007年度国連総会で先住民族の権利に関する国連宣言が採択され、翌年日本の国会が「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を行った。近年、国家レベルで先住民族問題をめぐって大きな動きがある。同時に、アイヌ史研究は多数の研究者に取り組まれ、一次史料に基づいた実証分析においても飛躍的な高まりを見せている。

しかし、かかる達成を「日本史学」としてどれほど共有できているのか疑問がある。本例会の目的は、「北海道旧土人保護法」研究を軸にアイヌ史研究の現在を共有することである。それによって近現代の日本史の叙述のあり方を問い直す契機とすることを目指したい。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。
お問い合わせは日本史研究会(075)256-9211