「15~17世紀の社会変動」
報告者 |
湯浅 治久 氏(専修大学)「中近世移行期の社会編成と地域諸階層」 |
牧原 成征 氏 (東京大学)「近世的社会秩序の形成」 | |
日時 | 2015年1月10日(土)午後2時~午後6時 |
場所 |
京都大学吉田キャンパス本部構内 文学部新館2階第3講義室(京都市左京区吉田本町) 市バス「京大正門前」または「百万遍」下車 (下記サイトの地図中8番の建物http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/ ) |
15~17世紀を大きな時代の転換期として捉える中近世移行期研究は、従来の時代区分の通念に縛られない視野の広さや、「自力の村」への着目をその基軸とし、豊富な蓄積を生んできた。しかし、こうした視角が出されてから30年が経った今となっては、新たな論点が提起されにくいといった問題も指摘されており、そこで提示された枠組み自体の再検討を必要とする時期にさしかかっているといえよう。
よって、本例会では、一旦その枠を取り払い、改めて隣接する中世後期や近世前期を扱った研究の諸論点との接合をはかる。そして、村落の内だけではなく外へも視野を広げ、これまでは捨象されてきた諸階層の動向にも注目することによって、当該期の社会変動の実相を捉える新たな視座を提示したい。
入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。
お問い合わせは日本史研究会 075-256-9211