「古気候学データとの比較による歴史分析の可能性」
日時 4月25日(土)13:00~18:00
場所 京都大学吉田キャンパス本部構内 文学部新館2階第3講義室(京都市左京区吉田本町)
市バス「京大正門前」または「百万遍」下車
(下記サイトの地図中8番の建物
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_y/)
報告 中塚 武 氏 (総合地球環境学研究所教授 同位体地球化学・古気候学)
「樹木年輪による高分解能古気候復元の現状と新しい歴史学研究の可能性」
田村 憲美 氏 (別府大学文学部教授 歴史学 〈日本中世史〉)
「日本中世史研究と古気候復元」
鎌谷 かおる 氏 (総合地球環境学研究所プロジェクト研究員 歴史学〈日本近世史〉)
「日本近世における「年貢」上納と気候変動」
近年、日本列島での災害の頻発を受け、自然と人間の関係を歴史的に研究する重要性が増しており、諸分野で研究が進められている。とくに自然科学では、高分解能の気候復元が可能になっている。中塚武氏は、年輪セルロース酸素同位体比による年代測定や降水量復元から過去の気候変動を解明し、それに対する社会応答の在り方を解析している。本例会では、そうした古気候学の最新データと手法を知り、それらと歴史資料をいかに組み合わせて新知見を提示しうるのかを考えたい。
入場無料。一般来聴歓迎。
お問い合わせ 日本史研究会 (075)256-9211