Skip to content

第四三回 平和のための京都の戦争展ミニシンポジウム

第四三回 平和のための京都の戦争展ミニシンポジウム published on

日時 八月五日(土)午前一〇~十二時
場所 長浜バイオ大学京都キャンパス 第一講義室(二階)
(京都市上京区河原町通広小路上る)
講演タイトル 「第二次大戦の残した課題――連合軍元捕虜と家族の心の傷」
講師 中尾 知代氏(岡山大学社会文化科学研究科准教授)

 第二次世界大戦の終戦から八十年が経とうとし、戦争の記憶は徐々に薄れていき、戦争が遠い過去のものとなりつつあります。しかし、私達は日本の戦争責任や戦争の記憶と十分に向き合ってきたのでしょうか。本年のミニシンポジウムでは講師に中尾知代氏を迎えて、「戦争と人間の心」というテーマで、捕虜問題を取り上げます。中尾氏は、第二次世界大戦中に日本軍に囚われ、強制労働につかされていた、連合軍元捕虜・民間人抑留者へのオーラルヒストリー調査を長年実施されてきました。講師と共に、連合軍元捕虜・民間人抑留者問題や、彼らが日本軍兵士・朝鮮人軍属から受けた肉体的な傷と、戦後にも残った心の傷・家族に受け継がれた暴力やトラウマ、更に日本軍兵士・朝鮮人軍属側の心の傷についても考えていきます。

主催 日本史研究会
一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。
問い合わせ先 日本史研究会 〇七五(二五六)九二一一