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ワークショップ 「山里社会における生業の多様化と個性の時代―近世・近代の下伊那地域―」

ワークショップ 「山里社会における生業の多様化と個性の時代―近世・近代の下伊那地域―」 published on

開催趣旨:共同研究「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)課題番号20H00025)は、国土の7割近くを占める森林資源が、日本社会の構造的変化に多大な影響を与えてきた事実を、近世・近代の南信濃「伊奈山」をめぐる政治権力・山里の社会集団・都市商人・産業資本との諸関係、山と里との労働力と物資の循環、環境変化・災害、文化的景観の形成に注目しながら総合的に研究し、「林制史」「林業史」には止まらない社会構造史研究を進め、今日の文化的景観が形成されるに至った地域固有の歴史的過程を明らかにすることを目的としておこなっています。 今回のワークショップでは、近世・近代の下伊那地域で営まれた生業とその担い手である社会集団に焦点を当て、遠山谷や清内路の集落景観を生んだ自然や人々の営みを歴史的に検討し、今日の下伊那地域の特性が形成された社会的背景について議論します。

日時:2022年12月3日(土)10:00~16:30
会場:飯田市上郷公民館 講堂
プログラム:
報告1:樋口貴彦(東洋大学)「遠山谷の山地性集落の集落景観 ―焼畑地と家屋の関係について―」
コメント:鈴木利友(武庫川女子大学)

報告2:角和裕子(世田谷区立郷土資料館)「下伊那郡清内路村と周辺地域における櫛生産」
コメント:町田哲(鳴門教育大学)

報告3:太田仙一(飯田市歴史研究所)「王子製紙による山林開発と遠山地域社会 ―地域経済への影響に着目して―」
コメント:小島庸平(東京大学)

報告4:吉田ゆり子(東京外国語大学)「遠山谷の集落と生業 ―近世和田宿を中心として―」
コメント:森下徹(山口大学)

無料

参加方法:①会場での参加(定員50人)、②オンラインでの参加

申込方法:12月1日(木曜日)までに電話(0265-53-4670)・FAX(0265-21-1173)・メール(iihr@city.iida.nagano.jp)のいずれかでお申し込みください https://forms.gle/tyV8RAWnsGRcsfWW9 からもお申込みいただけます

主催:JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(代表 吉田ゆり子)
共催:飯田市歴史研究所

2022山里科研WS告知チラシ