「中世寺院財政研究の最前線」
日時:11月29日(日) 午後1時〜5時45分
場所:京都大学吉田キャンパス文学部第7講義室
資料代:会員・学部生・大学院生 無料
非会員 五〇〇円
*完全対面。一般来聴歓迎。予約不要。
報告:
青木 貴史氏(京都府立京都学・歴彩館)「室町中期東寺の財政規模と構造的特質」
小野塚 航一氏(国立歴史民俗博物館)「中世勝尾寺の経済構造――地方寺院経済史研究の展望と課題――」
三輪 眞嗣氏(神奈川県立金沢文庫)「中世後期東大寺の財政構造と惣寺」
コメント:大田 壮一郎氏(立命館大学)
【趣旨】
一九七〇年代以降進展した中世寺院史研究は、寺院社会の多方面にわたり様々な成果を生み出すとともに、新たな問題群を浮かび上がらせてきた。特に寺院財政は、それ以前から進められてきた社会経済史的観点からの寺領研究とも結びつき、その主要な研究領域の一つであると言ってよい。近年では、各寺院に注目した財政史研究が若手〜中堅の研究者によって進められていることが注目され、寺院組織研究と連関しつつ研究が進展している点が特筆される。
こうした個別の成果が生み出されつつある今、共通の問題意識を確認し、より大きな議論への展望を共有する場を設けることも、何らかの意味をもちうるものと考える。本例会では、各々の研究対象に即して寺院財政に関する検討を進められている方々をお招きし、それぞれの手法や成果を共有するとともに、今後の展望について確認する場としたい。

