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二〇二二年度 歴史学入門講座(京都)

二〇二二年度 歴史学入門講座(京都) published on

日時 九月一一日(日) 午後二時~六時
場所 オンラインにて開催(Zoomを使用)
テーマ 移行期の時代像を模索するー先学との対峙を通じてー
講師 清水克行氏(明治大学商学部教授)
   「ふたつの戦国時代像―藤木久志氏と勝俣鎭夫氏の研究から学ぶ―」
    久住真也氏(大東文化大学文学部教授)
   「幕末史研究の森をゆく~原口史学から幕末の将軍研究へ~」
   
趣旨説明
特定の学問に関する「研究」が積み重なっていくことはその学問に発展をもたらすことになりますが、その過程で学問の領域が徐々に細かく、そして個別化されてしまうことがあります。それは歴史学においてもいえることです。今回の歴史学入門講座では、そのような精緻化、個別化した近年の研究状況に問題意識をもち、個別の研究を大きな枠組みの中で捉え直すための方法論を模索されている二名の研究者を招き、「移行期の時代像を模索するー先学との対峙を通じてー」というテーマを設定しました。
清水克行氏は、習俗論を用いた中世社会史研究の中でも、その個別性を重視するのではなく、断片的なつながりから民衆像の復元を試みることや、また比較史研究という大きな枠組みの中で分析を行う視点を重視されています。久住真也氏は、幕末の徳川将軍に着目し、視覚表現や空間論なども用いながら、政治動向を大きな流れとして捉えるために模索を続けておられます。
お二人には先学の研究者からの影響なども交えてご講演していただき、精緻化、個別化された歴史研究に対して、どのようなアプローチをとることができるのか考える場にしていきたいと思います。

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン形式で行います。
参加費無料。参加をご希望の方は、九月九日(金)までに参加申込フォーム
https://forms.gle/C3n9iKj3Eq8emS8eA)よりお申し込みください。
主催 歴史学入門講座実行委員会(nyumonkouza2022@gmail.com
共催 日本史研究会
お問合せは、日本史研究会〇七五(二五六)九二一一