日 時 八月六日(土)午後一時〇〇分~三時〇〇分
場 所 立命館大学国際平和ミュージアム会議室
講 演 櫻澤 誠氏(日本学術振興会特別研究員、日本近現代史)
山﨑孝史氏 (大阪市立大学、政治地理学)
参加自由
連絡先 平和のための京都の戦争展実行委員会
京都に拠点を置く日本史研究会のサイトです。
平安京・京都研究集会 第22回
「信長と京都―河内将芳著『信長が見た戦国京都』をめぐって―」
平安京・京都研究集会では、今回、織田信長と京都について考える研究集会を催しま
す。企画にあたっては、河内将芳さんの『信長が見た戦国京都-城塞に囲まれた異貌の
都-』(洋泉社歴史新書、2010年)をひとつの素材とします。
信長時代の京都の変貌、信長と京都のかかわりについて、従来とは異なる新しいイ
メージを提起できればと考えています。よろしく御参加ください。
主催)平安京・京都研究集会
後援)日本史研究会
日時:2011年7月31日(日) 13:00–17:00
会場:機関紙会館 5F大会議室
京都市上京区新町通丸太町上ル東側。日本史研究会事務所の建物。市バス「府庁前」バス停すぐ。
地下鉄「丸太町」駅下車、2番出口より西へ、3筋目を北へ。徒歩6分
http://homepage2.nifty.com/kikanshi-keiji/kaizyou.html
報告;本多博之氏(広島大学、日本中世史)「信長が見た戦国京都の貨幣事情」
仁木 宏氏(大阪市立大学、中近世都市史)「信長の『京都改造』―都市論からみる織田政権―」
浜中邦宏氏(同志社大学、考古学)「16世紀京都の考古学―寺院の発掘事例を中心に―」
コメント;高橋康夫氏(花園大学) 尾下成敏氏(京都大学)
討論参加;河内将芳氏(奈良大学)
コーディネーター;山田邦和氏(同志社女子大学)
*河内さんの御著書をお読みいただいてから参加いただくのが望ましいですが、お読みでない方にも十分理解いただけるように配慮します。
*事前の申込不要。一般来聴歓迎。
*当日、資料代をいただきます。
主催 平安京・京都研究集会
電子メールにて今後の開催案内が必要な方は、事務局(山田、FZK06736@nifty.ne.jp)までその旨、お聞かせください。
集会案内のHP http://ucrc.lit.osaka-cu.ac.jp/niki/kenkyu/staff.html
世話人;上杉和央、中村武生、仁木 宏、浜中邦宏、福島克彦、桃崎有一郎、山田邦和、山本雅和
問合先 平安京・京都研究集会事務局(山田方) 090-9697-8052
◆平安京・京都研究集会 今後の予定
・2011年12月? 「足利義満と北山殿・金閣」
6月25日(土)13:30~16:30
京都府中小企業会館 709会議室
参加費 500円
高橋明裕(京都教育センター/「社会科」分科会共同研究者)
基調提案「つくる会系教科書の記述の問題点」
審良光昭(京都はぐるま研/事務局長)
「小学校国語教科書に見られる問題点と 学校教育をめぐる危惧」
母親の立場から
2011年度歴史学入門講座〈京都〉
テーマ:「都市―人々の織りなす歴史空間―」
講師:河内将芳氏(奈良大学)
「「町衆」の成立より60年―京都における都市研究の流れをめぐって―」
吉田伸之氏(東京大学)
「伝統都市を考える」
日時:7月9日(土)13:30~17:00
場所:機関紙会館5階大会議室
京都市上京区新町通丸太町上ル東側
地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分
市バス府庁前下車すぐ
参加費:500円(当日のみ、前売りなし)
【被災資料保全活動への支援募金のお願い】
東日本各地では大震災で被災した文化財・歴史資料を救出・保全する様々な取り組みが行われていますが、その活動に必要な資金が不足しています。
歴史資料ネットワーク(史料ネット)からの要請はすでに告知しておりますが、その他諸団体の情報を追加しました。「諸情報」欄でご確認下さい。
司会: 木村茂光(東京学芸大学教授・日本学術会議会員)
開会の挨拶: 小谷汪之(都立大学名誉教授・日本学術会議会員・史学委員会委員長)
第一部:高校の地理・歴史教育改革と関連分野の改革(小中学校社会科から大学入試まで)
油井大三郎(東京女子大学教授・日本学術会議会員・高校地歴教育分科会委員長)
改革案の全体構成と現行歴史系科目内での短期的改革(教授法の抜本改革を中心に)
山口幸男(群馬大学教授・日本学術会議連携会員)
高校地理教育の改善方向と地歴連携のあり方
第二部:高校地理・歴史教育の長期的改革案-歴史基礎と地理基礎の新設-
高橋昌明(神戸大学名誉教授・日本学術会議連携会員)
新科目「歴史基礎」の特徴と具体化にむけて
井田仁康(筑波大学教授・日本学術会議連携会員)
高校地理歴史科・必修科目としての「地理基礎」案
第三部:コメントと総合討論
世界史分野: 中村薫(芦屋女子短期大学特任教授)
日本史分野: 戸川点(東京都立松原高校教諭)
地理分野: 須原洋次(京都府立西乙訓高校校長)
閉会の挨拶: 碓井照子(奈良大学教授・日本学術会議会員・地域研究委員会副委員長)
日時: 2011年4月23日(土)午後2-5時
場所: 日本学術会議講堂(港区六本木7-22-34 Tel:03-3403-3793)
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅5出口、徒歩2分
主催: 日本学術会議・史学委員会、地域研究委員会、心理学教育学委員会合同、「高校地歴科教育に関する分科会」
後援: 日本史研究会、史学会、歴史学研究会、全国地理教育学会、全国地理教育研究会ほか
「仁木宏著『京都の都市共同体と権力』を読む」
主催)平安京・京都研究集会
後援)日本史研究会
日 時 2011年4月24日(日) 午後1時半〜5時
会 場 機関紙会館5階大会議室(京都市上京区新町通丸太町上ル東側、
地下鉄烏丸線丸太町駅2番出口より西へ三筋目を北へ)
報告者:久留島典子氏(東京大学史料編纂所、日本中世史)
河内 将芳氏(奈良大学、日本中世史)
〈コメント〉 高谷知佳氏(京都大学、法制史)
山田邦和氏(同志社女子大学、考古学)
討論参加 仁木 宏氏(大阪市立大学、日本中世近世史)
参加自由、要資料代
お問い合わせは、平安京・京都研究集会事務局(山田)090-9697ー8052
長岡京は延暦三年(七八四)に平城京から遷都して以来、同一三年に平安京に移るまで、桓武天皇が都としたところである。かつては「幻の都」と言われたことがあるが、長きにわたる発掘調査によって都の中心である内裏や朝堂院・大極殿などが発掘され、その全貌が明らかにされつつある。その成果によると、長岡京は平城京から平安京への変化を解明するために重要であるばかりでなく、内裏が西宮(第一次内裏)から延暦八年(七八九)に東宮(第二次内裏)に移ること、朝堂院が八朝堂であること、平安宮翔鸞楼相当施設が発見されたことなど、長岡京固有の特色があることが判明している。
長岡京の特色である重要な遺構のうち、東宮(第二次内裏)は調査がかなり進展し、築地回廊の一部などが現地に保存されている。また、大極殿や朝堂院は多くの建物遺構が現地で保存され、昨年には阪急電鉄西向日駅西口のすぐ北に史跡長岡宮跡朝堂院跡案内所が開かれて、遺跡の公開・活用の模範とされるべき事例となっている。これらはひとえに国や府・市当局の積極的な文化財行政に基づくものであり、大いに敬意を表するところである。
長岡京の中心である内裏や大極殿・朝堂院はおおむねその実態が解明され、その位置づけがはかられているが、唯一なお不明な点が多いのが西宮(第一次内裏)である。西宮は朝堂院・大極殿の北側にあるとされてきたが、その位置からはまだそれに該当する遺構は発見されておらず、近年ではむしろ大極殿・朝堂院の西側に比定する見解が有力となりつつある。西宮が大極殿の北か西かは単なる位置比定にとどまらず、内裏と大極殿との関係という日本古代史上の重要な問題につながり、避けて通ることができないものである。その解明のためには従来の発掘成果の見直しや文献的な検討が必要であるが、最大の鍵が遺構の発見であることは言を俟たない。
さて、昨年一〇月から向日市立向陽小学校において校舎建て替えに伴う発掘調査が行われ、一二月一八日付けの新聞各社の朝刊では、その成果について「長岡宮、幻の西宮遺構か」(京都新聞)などと大々的に報道された。新聞紙上の識者の談話では、今回の遺構を西宮とみる見解が多く、今後の調査と検証が期待されるところである。とりわけ、複廊とその外側と内側の雨落溝がセットで発見され、また発掘区域内の柱穴がすべて残っているなど、遺構の残り具合は良好である。複廊は北面回廊と西面回廊が認められ、重要な施設の北西隅にあたり、施設全体の復元の有力な根拠となるものである。柱穴の大きさ、雨落溝が石組みであるなど、すでに保存されている東宮(第二次内裏)を凌ぐ要素も看取される。掘立柱の複廊は平城宮内裏内郭や後期難波宮の内裏に用いられ、後期難波宮の内裏とは柱間の規模が一致する。内裏級の遺構であることは間違いない。市民などの関心も高く、報道の明くる日の現地説明会であるにもかかわらず、四〇〇名を越える参加があったと聞く。
小学校の耐震補強工事などの校舎改築は焦眉の課題であるが、生の遺構は再現することができない。回廊や雨落溝は旧校舎の東端にあたり、市立小学校の校地という公有地に立地する。その点からすれば、義務教育の教材として活用することが充分に考えられる。地域の文化遺産であることは言うまでもなく、広く東宮(第二次内裏)や朝堂院・大極殿の遺構と合わせることによって、長岡京ひいては日本古代史を考える重要な素材とすることができる。
そこで、以下の二点につき、関係諸機関に強く要望するものである。
一.遺跡を破壊することなく、現地保存の措置をとっていただきたい。
二.学校教材や歴史的な文化遺産として活用できる施設を設置していただきたい。
二〇一一年一月一二日
日本史研究会
文化庁長官 近藤 誠一 殿
京都府知事 山田 啓二 殿
京都府教育長 田原 博明 殿
向日市長 久嶋 務 殿
向日市教育長 奥野 義正 殿
先日、長岡宮大極殿の西側から、これまで詳細が不明であった第一次内裏(西宮)の所在を考える上で重要と思われる回廊遺構の北西隅が発見されました。乙訓の文化遺産を守る会・日本史研究会では、この保存を訴える要望書を提出しましたが、下記の要領で発掘調査の概要の報告とこの遺跡の意義を考えるための講演会を開催することになりました。多数の皆様のご来聴を歓迎致します。
日時:二月二〇日(日)午前一〇時~一二時
会場:向日市市民会館第一会議室(向日市寺戸中ノ段一七―一、〇七五―九三二―三一六六)
報告者:松崎俊郎氏(向日市埋蔵文化財センター)
「推定「西宮」遺跡発掘の現状報告」
中尾芳治氏(元帝塚山学院大学教授)
「難波宮と長岡宮の内裏遺構をめぐって」
主催 乙訓の文化遺産を守る会/共催 日本史研究会
※一般来聴歓迎 予約不要
※乙訓の文化遺産を守る会・日本史研究会会員は無料。その他の方は資料代三〇〇円をいただきます。
※お問い合わせは、乙訓の文化遺産を守る会事務局 坂下勝美(電話 〇七五―九三三―八七九〇)まで。
平安京・京都研究集会では、「検証 考古学が明らかにした古代・中世の京都像」の第2回目として、山田邦和著『京都都市史の研究』(吉川弘文館、2009年)をとりあげます。
http://www.yoshikawa-k.co.jp/book/b35005.html
同書で山田氏は、平安京成立期から戦国時代にいたる多彩な都市構造をとりあげ、巨視的に、また遺構論から京都の特性を解明しておられます。とりわけ「巨大都市複合体(コンプレックス)」の提案は多くの注目をあつめているところです。
本集会では、考古学、文献史学の立場から本書を検証し、その成果と課題をうきぼりにしたいと考えています。単なる「書評」の枠を越え、山田氏が目指す学際的な京都都市研究の方法論について議論します。
日時:2010年11月7日(日) 13:30~17:00
会場:機関紙会館 5F大会議室
京都市上京区新町通丸太町上ル東側。日本史研究会事務所の建物
市バス「府庁前」バス停すぐ。
地下鉄「丸太町」駅下車、2番出口より西へ、2筋目を北へ。徒歩6分
http://homepage2.nifty.com/kikanshi-keiji/kaizyou.html
報告(評者);
山本雅和氏((財)京都市埋蔵文化財研究所、日本考古学)
「『京都都市史の研究』と京都の遺跡」
仁木 宏氏(大阪市立大学、日本中世史)
「京都都市史研究のなかの山田邦和氏 ―学際的研究のめざすもの―」
コメント;高橋昌明氏 (神戸大学(名誉教授)、日本中世史)
コーディネート;仁木 宏氏
主催 平安京・京都研究集会
電子メールにて今後の開催案内が必要な方は、事務局(山田、FZK06736(あっと)nifty.ne.jp)まで
その旨、 お聞かせください。
集会案内のHP http://ucrc.lit.osaka-cu.ac.jp/niki/kenkyu/staff.html
後援 日本史研究会
問合先 平安京・京都研究集会事務局(山田方)
◆平安京・京都研究会 今後の予定
・2011年4月24日(日) 書評;仁木 宏『京都の都市共同体と権力』
評者:久留島典子氏、河内将芳氏など
・2011年夏 「信長の京都」 -河内将芳『信長見た戦国京都』をめぐって-
・2011年秋 「上賀茂神社と社家町」 ―現地見学とシンポジウム―