| 研 究 | |
| 明治10年代における大元帥の制度化と陸軍紛議 | 木多 悠介 |
| 研究ノート | |
| 婚姻儀礼の「親迎之儀」「迎車」史料検討 ―12世紀から13世紀への婚姻儀礼変容― |
服藤 早苗 |
| 書 評 | |
| 櫻澤 誠著『沖縄観光産業の近現代史』 | 千住 一 |
| 石田 俊著『近世公武の奥向構造』 | 久保 貴子 |
| 新刊紹介 | |
| 髙橋昌明著『都鄙大乱 「源平合戦」の真実』 | |
| 部会・委員会ニュース |
Posts authored by 事務所
声明 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を強く非難し、近時の日本国内における動向を憂慮する
二〇二二年二月二四日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、未だ終結の兆しがみえず更なる長期化の様相を呈している。既に民間人を含む多くの人命が失われ、攻撃による被害は教育機関や文化施設にも及んでおり、史資料の散失や文化財の破壊が現実のものとなっている。このたびの侵攻は、武力をもって他国の主権を脅かす明らかな侵略行為であり、世界の平和と秩序を乱すものである。さらに、こうした行為の正当化のために、歴史を悪用したプロパガンダが行われていることは、決して看過できるものではない。また、核兵器使用の可能性への言及や、原子力発電所への攻撃は、断じて容認することはできず、ここに強く非難する。
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ワークショップ 「山里社会における生業の多様化と個性の時代―近世・近代の下伊那地域―」
開催趣旨:共同研究「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)課題番号20H00025)は、国土の7割近くを占める森林資源が、日本社会の構造的変化に多大な影響を与えてきた事実を、近世・近代の南信濃「伊奈山」をめぐる政治権力・山里の社会集団・都市商人・産業資本との諸関係、山と里との労働力と物資の循環、環境変化・災害、文化的景観の形成に注目しながら総合的に研究し、「林制史」「林業史」には止まらない社会構造史研究を進め、今日の文化的景観が形成されるに至った地域固有の歴史的過程を明らかにすることを目的としておこなっています。 今回のワークショップでは、近世・近代の下伊那地域で営まれた生業とその担い手である社会集団に焦点を当て、遠山谷や清内路の集落景観を生んだ自然や人々の営みを歴史的に検討し、今日の下伊那地域の特性が形成された社会的背景について議論します。
日時:2022年12月3日(土)10:00~16:30
会場:飯田市上郷公民館 講堂
プログラム:
報告1:樋口貴彦(東洋大学)「遠山谷の山地性集落の集落景観 ―焼畑地と家屋の関係について―」
コメント:鈴木利友(武庫川女子大学)
報告2:角和裕子(世田谷区立郷土資料館)「下伊那郡清内路村と周辺地域における櫛生産」
コメント:町田哲(鳴門教育大学)
報告3:太田仙一(飯田市歴史研究所)「王子製紙による山林開発と遠山地域社会 ―地域経済への影響に着目して―」
コメント:小島庸平(東京大学)
報告4:吉田ゆり子(東京外国語大学)「遠山谷の集落と生業 ―近世和田宿を中心として―」
コメント:森下徹(山口大学)
無料
参加方法:①会場での参加(定員50人)、②オンラインでの参加
申込方法:12月1日(木曜日)までに電話(0265-53-4670)・FAX(0265-21-1173)・メール(iihr@city.iida.nagano.jp)のいずれかでお申し込みください https://forms.gle/tyV8RAWnsGRcsfWW9 からもお申込みいただけます
主催:JSPS 科学研究費助成事業基盤研究(A)「南信濃山里社会の文化的景観とその歴史的形成過程に関する基盤的研究」(代表 吉田ゆり子)
共催:飯田市歴史研究所
日本学術会議公開シンポジウム「文化財保護に未来はあるか」のお知らせ
部落問題研究所の活動へのご支援のお願い
本会友好団体の公益社団法人部落問題研究所から、下記の依頼が届きましたので、委員会の議を経て本会ウェブサイトに掲載します。
2022年10月3日 日本史研究会
日頃は部落問題研究所の活動にご理解・ご支援いただき、ありがとうございます。
【声明】農林業センサスの農業集落調査廃止に反対する
農林水産省は、二〇二二年七月二八日に行われた農林業センサス研究会において、次回二〇二五年度の調査より農業集落調査を廃止する方針を提起した。
2022年度オンライン書籍展示
2022年度日本史研究会総会・大会は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、人数を制限した上での「対面方式」と「オンライン方式」との併用にて実施することとなりました。
それにともない、本年度は書籍展示を「オンライン書籍展示」と「対面書籍展示」の併用にて開催いたします。
なお日本史研究会が、団体・書店と書籍の購入希望者との間に入ることは一切ありませんので、その旨ご了承ください。
展示期間:2022年10月3日(月)~11月1日(火)終了しました
笹の墓標展示館 京都巡回展
日本史研究721号(2022年9月)
| 2022年度日本史研究会大会に向けて | 研究委員会 |
| 大会テーマ 日本社会の歴史的展開と秩序の変容 | |
| 全大会シンポジウム テーマ 16~17世紀の日本社会の展開と国際関係 | |
| 跡部 信/清水 有子 | |
| 共同研究報告 | |
| 第1 会場─────中本 和/木村英一 第2 会場─────萬代 悠/松浦智博 第3 会場─────福家崇洋/黒川伊織 |
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| 研 究 | |
| シベリア出兵期における外務省の対極東「プロパガンダ」 | 佐藤 みずき |
| 書 評 | |
| 梅田千尋編『新陰陽道叢書』第三巻 近世 | 木場 貴俊 |
| 謝花直美著『戦後沖縄と復興の「異音」 ―米軍占領下 復興を求めた人々の生存と希望』 |
櫻澤 誠 |
| 部会・委員会ニュース | |
教科書記述に対する日本政府の政治介入を憂慮する
日本政府は、2021 年の高校地理歴史科・公民科の必修科目に続き、2022 年には同選択科目の教科書検定結果の概要を公表しました。これらの教科書は、2022 年から高校に新たに適用される学習指導要領に準拠したものです。
これらの教科書のあちこちから、よりよい教科書をつくるために執筆者や編集者が注いだ努力を読み取ることができます。とりわけいくつかの教科書では、日本の侵略戦争と植民地支配について批判的に記述し、過去を反省する姿も示されています。このような努力は、平和と人権を重視する教科書をつくろうとするすべての人々にとって、よい参考になるでしょう。しかし一方で、これらの教科書には日本政府が積極的に介入した痕跡が随所に見られてもおり、執筆者や編集者の努力に水を差しています。
この背景には、日本政府が行った 2014 年 1 月の教科用図書検定基準と同年 4 月の教科用図書検定審査要項の改定があります。この 2 回の改定で最も重要な点は、日本政府の見解を教科書に反映させることでした。これに加えて、日本政府は 2021 年に閣議決定を通じて「従軍慰安婦」「強制連行」「連行」などの用語を使用できないようにしました。今回の教科書検定の過程で、政府はこれらの条項を根拠に、教科書の該当内容の修正を教科書発行者に事実上強要しました。その結果、ほとんどの教科書発行者が政府の見解に従って内容を修正せざるをえませんでした。
1993 年、日本政府は自らの調査結果に基づいて河野談話を発表し、日本軍と官憲が日本軍「慰安婦」の動員や慰安所の管理に関与したという事実を認めています。それ以降、日本の歴代首相は河野談話を継承すると述べてきました。
ところが安倍政権は、河野談話を継承するとしながらも、日本軍「慰安婦」の動員に軍と官憲が直接関与した強制連行はなかったと述べ、問題の本質を避けました。さらに昨年菅政権は、教科書から「従軍慰安婦」「強制連行」「連行」などの用語を削除させ、日本軍の関与を否定するに至っています。これは従前の政府見解を自ら否定するものにほかならず、日本や世界の学界による研究成果とも合致しないものです。朝鮮人労働者の「強制連行」「連行」を否定することも同様です。日本政府の主張は、植民地の状態そのものが強制的な状況であることを考慮しない帝国主義的な立場をいまだに放棄していないことを示すものです。このような介入は、1982 年に日本政府自らが、教科書記述において「近隣諸国」の立場を考慮すると表明した国際的な約束を破棄するものでもあります。
日本の教科書における歴史記述、ひいては世界各国の教科書に、侵略戦争と植民地支配に対する反省が込められ、人権の大切さに気づかせる内容が盛り込まれることを願う私たち日中韓 3 国の市民は、教科書記述に対する日本政府の権力的な介入に深い憂慮を表明せざるをえません。また、そのような介入が、東アジアの平和と世界平和に深刻な脅威になっていると考えます。私たちはこのような憂慮を込めて、日本政府に対し、以下のとおり要求します。
1. 教科書に対する政治介入を直ちに中止せよ
2. 「従軍慰安婦」「強制連行」「連行」などの用語使用禁止を撤回せよ
3. 被害者の人権を大切にし、アジアと世界の平和に向けた歴史教育を支援せよ
4. 政府間の歴史対話を再開するとともに、市民社会の歴史対話を積極的に支援せよ
2022年7月12日
呼びかけ団体 子どもと教科書全国ネット21(日本)
アジアの平和と歴史教育連帯(韓国)
団体賛同(日本182団体、韓国8団体)
個人賛同(日本337名、韓国213名)
※日本史研究会は賛同団体に加わりました。


