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日本史研究679号(2019年3月)

日本史研究679号(2019年3月) published on

2018年度日本史研究会大会特集号
大会テーマ 地域と日本史学の現在
共同研究報告
 古代史部会
  平安貴族社会の役と文書の変容            黒羽 亮太
 
 中世史部会
  東アジア海域世界の境界人と政治権力         中村  翼
   ―14世紀の分水嶺を考える―
 
近世史部会
  近世後期の公家社会と金融              佐藤 雄介
  近世後期の地域経済と商人
     ―備中国南西部と大坂との関係を中心に―    東野 将伸

 

近現代史部会
  地域における明治維新の記憶と記録          宮間 純一
  戊辰内乱の記憶/記録と身分意識
   ―京都府北桑田郡山国村を主な事例に―       𠮷岡  拓
   コメント                     成田 龍一
部会・委員会ニュース

 

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会誌679号表紙の𠮷岡拓氏の論文タイトルに誤りがありました。
正しくは「戊辰内乱の記憶/記録と身分意識―京都府北桑田郡山国村を主な事例に―」です。
お詫びして訂正いたします。

「公議」研究会シンポジウム

「公議」研究会シンポジウム published on

 明治維新のさいに大きな鍵となった言葉に、「公議」「公論」があります。幕末社会に流行したこの言葉は、その問題点も含めて、近代日本の民主主義の礎となりました。今回本研究会では、佛教大学の青山忠正氏をお招きし、新出の史料から幕末政治と合意形成の関係について語って頂きます。また、長州藩・加賀藩の専門家である、上田純子氏(山口県史)と宮下和幸氏(金沢市立玉川図書館)に、2つの関連報告をして頂きます。

〇日時:2019年3月24日(日)13:00~18:00

〇会場:立命館大学茨木キャンパス A棟AS268教室

    (JR「茨木駅」下車、徒歩5分)

〇講演者

青山忠正(佛教大学)「王政復古前後の政局と公議―新発田藩を事例に―」

〇関連報告

上田純子(山口県史)「幕末の新政と御前会議―萩藩を事例として―」

宮下和幸(金沢市立玉川図書館)「加賀藩における政治意思決定と「藩公議」」

〇参加費:無料(申込不要)・一般来聴歓迎

〇主催:「公議」研究会

     科学研究費(基盤研究C)「幕末維新期における「公議」の研究」

     研究課題/領域番号17K03113 研究代表者:奈良勝司

〇問い合わせ先 奈良勝司(立命館大学) knara@fc.ritsumei.ac.jp

 

チラシPDF

日本史研究678号(2019年2月)

日本史研究678号(2019年2月) published on

2018年度日本史研究会大会特集号
  大会テーマ 地域と日本史学の現在
  大会テーマ説明  研究委員会
全体会シンポジウム
 フィールドワークで探る中世             三枝 暁子
   ―西京の歴史と現在―
 近世石清水神人文書                 東   昇
   ―京都府八幡市地域の調査から―
 京都における地域史研究の課題            小林 丈広
   ―今村家文書調査の歩みを手がかりに―
  コメント                     横田 冬彦
総会ニュース
部会紹介
書  評
 高野信治著『武士神格化の研究』                          井上 智勝
 長坂良宏著『近世の摂家と朝幕関係』                        藤田  覚
 茂木謙之介著『表象としての皇族』                           河西 秀哉

部会・委員会ニュース

シンポジウム「熊本藩からみた日本近世―比較藩研究の提起」

シンポジウム「熊本藩からみた日本近世―比較藩研究の提起」 published on

 日本近世史研究では、「藩」をめぐる研究が全国的に大きな盛行をみせている。しかし、現在の研究状況では、個別具体的な「藩」研究の成果が、他の地域あるいは他の時代との比較のもといかなる普遍性をもち、いかなる特性を帯びたものなのか、研究者間でも十分な共通認識が得られているとは言い難い。本シンポジウムでは、こうした研究状況の打破をめざし、熊本藩研究からみた日本近世史像を、時代(17~19世紀)や分野(藩政史・経済史・地域社会史・幕末政治史)ごとに描き出す。

〇日時 2019年3月2日(土)・3日(日)

〇会場 熊本大学(黒髪北地区) 全学教養棟C301教室
    アクセスマップ:https://www.kumamoto-u.ac.jp/campusjouhou

〇日程 第1日(3月2日)13:00~17:00 研究報告
    第2日(3月3日)10:00~17:00 研究報告、パネルディスカッション

〇報告者
 稲葉継陽(熊本大学)「初期細川家中の構成と変容―知行制・上方米市場・請免制―」
 高槻泰郎(神戸大学)「大坂金融商人の成長と領国経済―熊本藩を事例に―」
 小関悠一郎(千葉大学)「近世中後期における藩政理念の展開と変容―「富国強兵」論・「民利」の思想を中心に―」
 今村直樹(熊本大学)「近世中後期藩領国の地方行政と荒廃農村対策―熊本藩と尾張藩を中心に―」
 神谷大介(東海大学)「幕末期熊本藩の相州警衛と村々取締役」
 白石烈(宮内庁書陵部)「肥後藩における京都留守居」

〇コメンテーター
 金森正也(秋田県公文書館)、木越隆三(石川県金沢城調査研究所)、高木不二(大妻女子大学)、安高啓明(熊本大学)

〇司会進行 三澤純(熊本大学)

〇主催 熊本大学永青文庫研究センター

〇共催 熊本史学会

〇参加費 無料(申込不要)

〇お問い合わせ先 今村直樹(熊本大学):ikoan@kumamoto-u.ac.jp

天皇代替わり問題と「建国記念の日」(紀元節)を考える 京都集会 今日の日米軍事同盟と自衛隊~問われる戦後責任と日本の未来~

天皇代替わり問題と「建国記念の日」(紀元節)を考える 京都集会 今日の日米軍事同盟と自衛隊~問われる戦後責任と日本の未来~ published on

 天皇代替わり行事の日程決定過程を国民に隠し、一方で天皇賛美の世論づくりが強められている。
 また宗教性の強い大嘗祭を国費で行うのは憲法の政教分離の原則に反するとして違憲訴訟も提起されている。
 その多額の費用の問題への批判にも安倍政権は聞く耳を持とうともしない。
 問題の多い「入管法改正」も特定秘密保護法、戦争法、共謀罪などと同じく、強引な政治手法で突破し、憲法改正に狙いを定めてきている。
 また自衛隊と米軍の一体化をすすめ、防衛大綱改定で大型護衛艦「いずも」の空母化と米国から垂直離着発着艦の可能なF35Bステルス戦闘機を購入するなど軍事大国化をさらにすすめようとしている。
 朝鮮半島で平和構築の努力が行われているにも関わらず、安倍政権は日本の歴史的責任に背を向け、東アジアの対立を助長し戦争の危機を高めようとするのか。

日時:2019年2月11日(月)午後1時30分~午後4時30分
場所:京都教育文化センター 302号室
   〒606-8397 京都市左京区聖護院川原町4-13
   TEL 075-771-6186
   京阪「神宮丸太町」駅5番出口徒歩3分 地図→http://www2.odn.ne.jp/kyobun/
資料代:800円(学生無料)

 

講演:纐纈厚さん「強大化する自衛隊と戦後責任~東アジアの平和の未来のために~」
呼びかけ人(五十音順):
 榎本 栄次(京滋キリスト者平和の会代表、日本キリスト教団牧師)
 小林 啓治(京都府立大学文学部教授)
 新開 純也(反戦・反貧困・反差別共同行動 in 京都 世話人)
 高垣忠一郎(京都教育センター代表)
 竹内  宙(日本キリスト教団京都教区「教会と社会」特設委員会委員長・牧師)
 干葉 宣義(日本キリスト教団牧師)
 仲尾  宏(京都造形芸術大学歴史遺産学科客員教授)
 原田 敬一(佛教大学歴史学部教授)
 藤井 悦子(アジェンダ・プロジェクト)
 宮城 泰年(京都宗教者平和協議会理事長、聖護院門跡門主)
 森下 総子(新日本婦人の会京都府本部会長)
共催:第52回「建国記念の日」不承認2.11京都府民のつどい〔2018年〕
  (主催:つどい実行委員会 連絡先:大八木賢治 090-9289-2230)
   第40回「紀元節(建国記念の日)」を考える2.11京都集会〔2018年〕
  (主催:京都「天皇制を問う」講座実行委員会
   連絡先:寺田道男 090-5166-1251)

日本史研究677号(2019年1月)

日本史研究677号(2019年1月) published on

研  究
 中近世移行期の内野神祇官機能の行方         久水 俊和

 豊臣政権の京都政策                  谷  徹也

書  評
 鷺森浩幸著『天皇と貴族の古代政治史』         吉川 敏子

 今泉隆雄著『古代国家の地方支配と東北』        十川 陽一

 戸石七生著『むらと家を守った江戸時代の人びと   尾脇 秀和
        ―人口減少地域の養子制度と百姓株式―』

飯塚一幸著『明治期の地方制度と名望家』       居石 正和

例会・部会・委員会ニュース

日本史研究676号(2018年12月)

日本史研究676号(2018年12月) published on

日本史研究676 号(2018年12月)
研  究
 平安時代の寺院と陵墓の関係史          黒羽 亮太
   ―律令山稜制の転回過程―

 幕府儀礼にみる織田信長             水野  嶺

書  評
 中野渡俊治著『古代太上天皇の研究』      藤森 健太郎 
 宇高良哲著『触頭制度の研究』          上野 大輔 
 宮間純一著『戊辰内乱期の社会』        岸本  覚 
 金  誠著『近代日本・朝鮮とスポーツ』    小野 容照

部会・委員会・ニュース 

『日本史研究』2018年発行号(665~676号)総目次

第8回「歴史から現在を考える集い」

第8回「歴史から現在を考える集い」 published on

第8回「歴史から現在(いま)を考える集い」

同調・同化と排除の力学

 

〇講 演 木下 光生 氏(奈良大学)    

     「自己責任と排除・差別―近世日本の貧困史と賤民史から―」 

 

     平山 昇 氏(九州産業大学)

     「「体験」と「気分」の共同体

      ―二〇世紀前半の伊勢神宮・明治神宮参拝ツーリズム―」

 近年、米国トランプ政権に代表されるように排外主義的な論調が台頭し、国籍や人種、宗教を異にする人々に対する排他的言動が世界を覆いつつあります。また国内に目を向けても、他者・国民を敵と味方で区別し、自らの政治的立場への同調を強要する安倍政権や、貧困を「自己責任」と断じ生活困窮者への冷淡な視線を浴びせる為政者・社会など、国民内部における同調圧力と他者に対する差別・排除の「空気」は現代においてより深刻な問題となっているように見受けられます。
 そこで今回は、近世村落社会における貧困救済のあり方を分析されている木下光生氏、戦前の神宮参拝を題材に日本人像への同調の「空気」が形成される過程を分析されている平山昇氏を講師にお迎えしました。お二人の講演を通じて、現在に至るまで人類がとらわれ続けている「同調・同化と排除」という課題に対し、歴史学的に向き合い、現況を捉え直す場にしていきたいと思います。

〇日 時 3月17日(日)14:00〜17:30(受付開始13:30)

〇会 場 平安女学院大学 京都キャンパス 室町館4階 412教室

  (地下鉄烏丸線丸太町駅下車、徒歩5分)

  会場整理費500円。事前申込不要。一般来聴歓迎。

  お問い合わせ 日本史研究会 075-(256)-9211

カラー2019集いチラシ

河内長野市歴史文化遺産普及啓発事業「歴史文化遺産のまち 河内長野」

河内長野市歴史文化遺産普及啓発事業「歴史文化遺産のまち 河内長野」 published on

河内長野市歴史文化遺産普及啓発事業「歴史文化遺産のまち 河内長野」

 

第1回 2月3日(日)13:30~15:30(開場13:00)
    会場:大阪歴史博物館 講堂(同館4階)
    講師:北川 央 氏(大阪城天守閣館長)
       「河内長野の歴史と文化財ー私の興味・関心から」
       小谷 徳洋(河内長野市教育委員会)
       「文化財の宝庫、河内長野への招待」
第2回 3月2日(土)13:30~15:30(開場13:00)
    会場:堺市立南図書館ホール(泉ヶ丘市民センター内)
    講師:市沢 哲 氏(神戸大学大学院人文学研究科教授)
       「鎌倉幕府滅亡と南河内」
       小谷 徳洋 氏
       「中世に出会えるまち 河内長野~一山寺院を中心に~」

各回とも定員150名、参加費無料
申込:河内長野市教育委員会 ふるさと文化財課へ電話申込
   (電話0721-53-1111 内線748・749・750)
主催:河内長野市歴史文化基本構想を活用した観光拠点づくり協議会

2018年12月19日(水)近現代史部会

2018年12月19日(水)近現代史部会 published on

□12月部会

日時:12月19日(水)18時30分~
場所:機関紙会館2階会議室
報告:藤本仁文氏「明治34年尚泰の葬送と旧琉球王国」
参考文献:
内山一幸「新たな大名華族像を求めて」(『九州史学』159、2011)
岩淵令治「近世大名家の葬送儀礼と社会」(『国立歴史民俗博物館研究報告』169、2011)
※近世史部会との合同部会です。