研 究
| 日本古代後宮制度の再編過程 | 遠藤みどり |
| 「社会主義者」としての吉野作造 | 小嶋 翔 |
書 評
| 佐々木恵介著『日本古代の官司と政務』 | 鈴木裕之 |
| 鈴木哲雄著『酒天童子絵巻の謎 ―「大江山絵詞」と坂東武士―』 |
髙橋昌明 |
| 西尾知己著『室町期顕密寺院の研究』 | 青木貴史 |
見 解
| 百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産登録に関する見解 |
新刊紹介
| 東大寺史研究所編『東大寺要録』Ⅰ |
部会・委員会ニュース
京都に拠点を置く日本史研究会のサイトです。
研 究
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| 「社会主義者」としての吉野作造 | 小嶋 翔 |
書 評
| 佐々木恵介著『日本古代の官司と政務』 | 鈴木裕之 |
| 鈴木哲雄著『酒天童子絵巻の謎 ―「大江山絵詞」と坂東武士―』 |
髙橋昌明 |
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新刊紹介
| 東大寺史研究所編『東大寺要録』Ⅰ |
部会・委員会ニュース
本年4月30日に明仁天皇が退位し、5月1日に徳仁天皇が皇位を継承した。政府は、これに続き、10月下旬から11月上旬にかけて「即位の礼」に関わる残りの儀式・行事を行い、さらに11月14・15日に大嘗祭を挙行しようとしている。
先の昭和天皇から明仁天皇への「代替わり」にともなう一連の儀式・行事について、われわれは、日本国憲法における国民主権原理や政教分離原則への違反、戦前の天皇主権体制への回帰・天皇制の美化などといった問題点を指摘し、反対の意思を表明してきた。
今回、政府は、国事行為と皇室の儀式・行事とを分離することで、一定の配慮を示している。しかし、5月1日に国事行為として行われた「剣璽等承継の儀」は、日本神話に根拠を置くレガリアの継承を含む儀式、10月22日に同じく国事行為として行われた「即位礼正殿の儀」は、新天皇が高御座に登壇即位する儀式であり、いずれも神話性が強く、政教分離原則と抵触する疑いが濃厚である。また大嘗祭および関連の儀式・行事については、神道形式で行う宮中祭祀であるにもかかわらず、公費である宮廷費が支出されており、明確に政教分離原則に違反するものである。さらに5月1日の「即位後朝見の儀」と10月22日の「即位礼正殿の儀」では、壇上の天皇に対し首相が壇下から言葉を発しており、日本国憲法の国民主権原理にそぐわない。
かつ、これら諸儀式・行事には、強固なイデオロギーが存在する。これら諸儀式・行事は、古代以来の前近代において伝統的に用いられてきた中国的なあり方を払拭し、実際には伝統に基づかない明治以降の歴史の浅い儀式を、あたかも古代以来の伝統的儀式であるかのように装ったものである。そしてこのような偽装によって天皇制の古さ・伝統性を強調し、日本国における天皇制存続の正当性を宣布しようとするものであることは明らかである。戦後の学術的歴史研究は、天皇制の神話性、万世一系の天皇の地位を否定し、時代に応じた王権の機能・天皇権威の歴史性、さらにアジア太平洋戦争において天皇制が果たした役割を解明することを通じて、日本国憲法下における天皇制のあり方を問い続けてきた。
平成の「代替わり」に続いて、ほぼ同じ内容で「代替わり」の諸儀式・行事を挙行し、天皇制の永続をはかろうとすることは、こうした歴史研究の成果を全く無視するものである。少なくとも「代替わり」の諸儀式・行事は、政教分離原則を徹底し、国民主権原理に即した形で行われるべきであり、このたびの「即位の礼」「大嘗祭」の挙行には強く反対の意思を表明したい。
それとともに、今回の「代替わり」が、明仁天皇の退位にともなうものであるため、政府は、マスコミ・経済界などを動員して、「祝賀」ムードへの同調を強制している。たとえば、内閣府をはじめとする政府機関を後援者として、11月9日には「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」と称するイベントが開催される。自治体レベルにおいても、「祝賀」の記帳やさまざまな「奉祝」行事が行われている。これらは、国民を天皇の賛美に動員すると同時に、現代日本の政治や社会の矛盾を覆い隠そうと意図している。それは、日本国憲法の規定による天皇の政治的位置や役割をはるかに超えた天皇の政治利用に他ならない。
われわれ歴史研究者・教育者からなる四学会は、戦争における加害・植民地支配の責任問題の追究、歴史教科書問題への取り組み、陵墓公開運動などの科学運動を通して、歴史のなかにおける天皇制の果たした負の側面を明らかにし、天皇の政治利用に反対してきた。今回の「代替わり」においても、天皇の政治利用への批判の態度を明確にし、反対する強い意思を表明するものである。
2019年11月7日
日本史研究会
歴史科学協議会
歴史学研究会
歴史教育者協議会
「陵墓」関係16学・協会は、「陵墓」を文化財と位置づける学術的な立場から、「陵墓」の公開をすすめ、今年で公開運動40周年の節目を迎えました。本シンポジウムでは1979年の「陵墓」の限定公開開始を画期とした運動を振り返るとともに、2019年7月に「仁徳天皇陵古墳」として世界文化遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群の有力な構成資産である大山古墳(宮内庁の百舌鳥耳原中陵)に、学術的検討を加えたいとおもいます。そのうえで、今後、「陵墓」の公開はどのようにあるべきか、保存・活用はいかにあるべきか、を幅広く議論したいと考えます。「陵墓」に限らず、日本の歴史や文化財の保存・公開・活用に関心をお持ちの方々のご参加をお待ちします。また、Web上に事前に寄せられた意見も議論に反映させたいと考えております。
テーマ:文化財としての「陵墓」と世界遺産
日 時:2019年12月22日(日)10:30~16:30
会 場:大阪歴史博物館講堂
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32 電話06-6946-5728
主 催:「陵墓限定公開」40周年記念シンポジウム実行委員会
参加費:資料代1,000円
申込方法:事前申込不要。先着250名。10:00より受付開始。
プログラム:
10:30~10:40 開会挨拶 宮川 徏
10:40~11:30 基調講演 今尾文昭 「陵墓限定公開」の40年と現状から
11:30~12:00 報告1 石部正志 「陵墓」公開運動の経験
12:00~13:00 休 憩
13:00~15:00 報告2 岸本直文 大山古墳は「允恭」(倭王済)墓である
報告3 滝沢 誠 副葬品からみた大山古墳
報告4 中久保辰夫 世界の墳墓と世界遺産
報告5 新納 泉 調査手法の進展と「陵墓」情報の充実
報告6 高木博志 近代天皇制と「陵墓」
15:00~16:30 ディスカッション 「陵墓」公開の今後
司会:福島幸宏 パネラー:今尾・岸本・滝沢・中久保・新納・高木
16:30~16:35 閉会挨拶 滝沢 誠
事前アンケート:下記サイト(案内チラシにQRコードを掲載)からご意見をお寄せください。
シンポジウム当日に紹介させていただく場合があります。
歴史資料ネットワーク
2019年9月の台風15号ならびに10月の台風19号によって各地で甚大な被害が生じています。不自由な生活を余儀なくされている被災者の皆さまにお見舞い申し上げますとともに、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族の皆さまに対し、心よりお悔やみを申し上げます。
歴史資料ネットワークでは、各地の史料ネットおよび関係諸機関と情報を共有しながら、当面の活動資金の送金を含めた必要な支援を行いたいと考えています。
被災地に残された歴史資料は、そのひとつひとつが、地域や人々の歴史的あゆみを未来に伝えるかけがえのないものです。泥をかぶり水に浸かった史料でも救うことができます。今回の被害は広域におよび、各地で同時並行的に展開する救出・保全活動を支えるために多くの資金が必要です。そのために、皆さまからの早急な支援募金をお願いしたいと思います。
お寄せいただいた支援金は、今回の被災各地で活動する史料ネットや関係機関等へ送金するほか、必要な物資の調達、人員の派遣等に使用し、当会から情報発信を行う予定です。
被災歴史資料の救出・保全活動の重要性にご理解を賜り、現地の歴史資料保全活動への支援をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
2019年台風15号・台風19号で被災した歴史資料保全活動への支援募金
(郵便振替)口座番号:00930-1-53945
加入者名:歴史資料ネットワーク
※払込用紙の通信欄に「災害支援」と明記してください。
WEB上からのお振り込みは、下記をご参照ください。
銀行名:ゆうちょ銀行(コード9900)、店番:099
預金種目:当座、店名:〇九九店(ゼロキュウキュウテン)
口座番号:0053945
【問い合わせ先】
歴史資料ネットワーク 代表委員奥村弘(神戸大学大学院人文学研究科教授)
〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1 神戸大学文学部内
電話・FAX:078-803-5565(平日13:00~17:00)
メール:s-net@lit.kobe-u.ac.jp ホームページ:http://siryo-net.jp
研 究
| 元帥をめぐる一九二〇年代の陸軍 ―上原派の構想を通じて― |
山口一樹 |
| 戦犯釈放運動とメディア ―メディアから読み取る戦犯に対する「世論」― |
中立悠紀 |
書 評
| 銭静怡著『戦国期の村落と領主権力』 | 高木純一 |
| 藤本仁文著『将軍権力と近世国家』 | 岩城卓二 |
| 井奥成彦・谷本雅之編『豪農たちの近世・近代 ―19世紀南山城の社会と経済』 |
熊谷光子 |
記 録
| 2019年度「第四五回歴史学入門講座」の記録 | 歴史学入門講座実行委員会 |
部会・委員会・会活動ニュース
このたびの台風により被災された皆さまにお見舞い申し上げます。
本会も台風の影響で12日に予定されていた総会を中止いたしまし
日時 2019年10月23日(水曜日)18:30~21:00(受付
場所 平安女学院大学京都キャンパス室町館2階201教室
京都市上京区下立売通烏丸西入五町目町172-2
地下鉄烏丸線丸太町駅下車、徒歩5分
http://www.heian.ac.jp/access/
内容
2019年度会務報告・決算報告・会計監査報告
2020年度活動方針提案・予算提案
2020年度代表委員選出・委員選出・会計監査選出 他
総会議案書の送付について
会員の方は、総会で検討する報告・提案について事前にご覧いただ
・件名「総会議案書希望」などと記して下さい。
・会員の方のお名前、送り先のメールアドレスを忘れずご記入下さ
日本史研究会総務委員会
(2019/10/13 6:00)
京都府南部地域に発令されていた暴風警報は、昨晩のうちに解除さ
共同研究報告
[第一会場](東黌101教室)
古代史部会 報告 9:30~11:00 コメント・討論13:30~15:30
堀井佳代子 文書からみた一〇世紀外交姿勢の位置
コメント:榎本渉
中世史部会 報告 11:10~12:40 討論15:50~17:30
伊藤啓介 一三・一四世紀の流通構造と商業
[第二会場](東黌301教室)
近世史部会 報告10:30~15:00 討論15:15~17:00
林晃弘 幕府寺社奉行の成立と寺院政策の展開
平野仁也 『寛永諸家系図伝』の編纂と武家の歴史
*[第三会場]で予定していた近現代史部会の報告はありません(
*書籍展示 10:00~16:00
*懇親会(大宮清和館食堂)18:00~20:00
*会場:龍谷大学大宮キャンパス東黌(京都市下京区七条通大宮東
*会場整理費 会員1000円 非会員1500円 学部生500円
2019年度日本史研究会の大会に関して、10月13日(日)に予定しておりました、大会共同研究報告のうち、下記の近現代史部会の報告・討論については、台風19号接近に伴い、報告者の関東在住という事情をふまえ、中止(別日程での報告の機会を検討中)とさせていただくことになりました。ご了承ください。
第三会場(東黌302教室)
近現代史部会
大川 啓 「民衆運動と近代社会
—1890年の高岡市周辺地域における米騒動を中心に—」
町田祐一 「近代東京における職業紹介所と「労働市場」をめぐる人々
—第一次世界大戦後から関東大震災までを中心に—」
なお、他の部会の共同研究報告会(10月13日(日))については、現在のところ、実施できる見通しです。
日本史研究会総務委員会
(2019/10/11 9:00)
2019年度日本史研究会総会・大会は、10月12日(土)・13日(日)に、龍谷大学大宮キャンパスにて開催予定です。
しかし、台風19号が日本列島に接近し、12日から13日にかけて、関東地方を中心に東日本に大きな影響が出る可能性が高くなっています。12日には、会場のある京都府南部にも暴風警報の発令される確率が高いとの予報が出ております。
本会といたしましては、台風の進路、各種予報、会場校の規則・状況などをふまえ下記の通り判断致します。
・12日の総会・大会(個別報告)については、中止します。
・13日の大会(共同研究報告・書籍展示・懇親会)については、予定通り開催します。
付記
・総会については、時期・場所を変更して開催します。速やかに検討し、会員にお知らせします。
・13日についても京都府南部の暴風警報が解除されていない場合は、中止となる可能性があります。京都府南部の暴風警報の状況を踏まえ、当日の朝までに再度、会告を出しますので、ご確認下さい。
・大会の開催等にかかわるお問い合わせは、直接、日本史研究会にお願いします。会場校である龍谷大学では、一切対応しておりませんので、ご注意ください。
日本史研究会総務委員会
(2019/10/10 9:00)
2019年度日本史研究会総会・大会は、10月12日(土)・13日(日)に、龍谷大学大宮キャンパスにて開催予定です。
台風19号が日本列島に接近し、12日から13日にかけて、関東地方を中心に東日本に大きな影響が出る可能性が高くなっています。京都地域においても、12日午後を中心に暴風圏内に入り、風雨が強まるとの予報が出ています。
本会といたしましては、会場校の規則・状況も踏まえ慎重に開催の可能性を検討しています。本日朝9:00の時点で、ひとまず次のような判断をいたしましたので、お知らせいたします。
12日の総会・個別報告および13日の共同研究報告の開催については、金曜日の9:00に最終判断をします。その後、速やかにHP等で公表します。