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2014年6月例会

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2014年6月例会

「言論統制」と近代日本

 

2013年12月13日に公布された「特定秘密の保護に関する法律」(特定秘密保護法)は、その法案の内容が示されて以降、さまざまな問題点が指 摘されてきた。しかし、安倍政権はこれらの批判をほとんど顧みることのないまま、同法案を強行的に可決させるにいたった。今後も、日本史研究会では、特定 秘密保護法が恣意的に運用されないよう注視し、かつ同法の廃止を求めていくことが必要であろう。その際、権力による言論統制の歴史を実証的に明らかにし、 その成果を社会全般に還元していくことは、特定秘密保護法の抱える問題点を歴史学の立場からアピールするうえで非常に有効である。この点を踏まえ、日本史 研究会では「「言論統制」と近代日本」というテーマで例会を企画した。日本近代史を通じて、権力側がいかに言論の統制を行ってきたのか、また、それに対し て社会はどのような対応を示したのか、という点について議論を深め、現在の研究成果を広く共有する場を目指したい。

 

日時 2014年6月14日(土)   午後1時~5時
場所 機関紙会館5階大会議室
    (京都市上京区新町通丸太町上る春帯町350
地下鉄烏丸線丸太町駅下車、西へ約5分)
報告 有山輝雄氏 「統制・自主規制関係の形成
―第一次大戦参戦における外務省令撤廃記者運動をめぐって―」
  片山慶隆氏 「「言論統制」への抵抗と協力
―池辺三山と『東京朝日新聞』を中心にして―」
  根津朝彦氏 「原寿雄が残した『デスク日記』に見られる言論力学」

※入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

お問い合わせは、日本史研究会 (075)256-9211

2014年5月例会

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2014年5月例会

「中世神道」研究の可能性―神仏習合思想と社会―

近年、神仏習合思想をめぐる研究は聖教テキストの博捜や分析を通じて大きく進展し、仏教教理に基づく習合思想を「中世神道」と位置づけている。本例会では 最新の研究成果をふまえて、「中世神道」が中世の社会や文化にどのような影響を与えたのかについて注目する。それにより中世における寺院と神社の思想的・ 組織的な結びつきを明らかにし、神仏分離令以前の前近代における寺社の存在形態を考える視角を提示することを目指したい。

 

日時 2014年5月17日(土) 午後1時~5時
場所 機関紙会館5階大会議室
  (京都市上京区新町通丸太町上る春帯町350
地下鉄烏丸線丸太町駅下車西へ徒歩約5分、
市バス府庁前下車すぐ)
報告 伊藤 聡氏(茨城大学) 「中世神道研究の現状と課題」
コメント 横内裕人氏(京都府立大学)  

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

お問い合わせは、日本史研究会 (075)256-9211

2014年4月例会

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2014年4月例会

近世日本の境界・境界観
日時 4月29日(火)午後1時~午後5時

場所  機関紙会館五階大会議室(京都市上京区新町通り丸太町上ル東側

地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分

市バス府庁前下車すぐ)

報告 渡辺 美季 氏 「近世琉球の境界と中国・日本」

       岩﨑 奈緒子 氏 「蝦夷地は誰のものか

―寛政改革期異国船打ち払いの陥穽―」

近世における「日本」と「異国」の境界は何であったのか、またその境界はどのように認識されていたのか。これらは近代的な国境の成立以前における日本の国家観や世界認識の有り様を考える上で重要な問題である。本例会では、蝦夷・琉球を題材とする二つの報告を通して、近世日本の境界について議論を深めたい。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

お問い合わせは、日本史研究会 075(256)9211

2014年3月例会

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2014年3月例会

摂関期における政治のダイナミズム

―政務と政治、官僚と政治家のあいだ―

摂関期の政務処理に関する研究成果をふまえて、有事に際して政治のリアルな判断がどう政務処理に反映されたのかに注目する。当該期の現実の政治の動きや政治家と官僚との緊張関係を浮き彫りにすることを目指したい。

日時: 3月16日(日) 11:00~17:00
場所: 機関紙会館5階大会議室

    京都市上京区新町り丸太町上る春帯町350
地下鉄烏丸線丸太町駅下車西へ徒歩約5分、市バス府庁前下車すぐ
     
報告者: 今 正秀氏(奈良教育大学)「摂関期の政務と権力構造」
  河内春人氏(明治大学兼任講師)「摂関期対外政策の決定過程―刀伊の入寇を中心に」
  鈴木拓也氏(近畿大学)「摂関期の兵乱に対する意思決定過程」
コメント: 佐々木宗雄氏(同志社大学嘱託講師)
*一般来聴歓迎。予約不要。入場無料。
*お問い合わせ 日本史研究会 (075)256―9211

2014年1月例会

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2014年1月例会

被災歴史資料保全活動と災害史研究

―3・11以降の歴史学の課題―

日時: 2014年1月26日(日) 午後1時~5時
場所: 機関紙会館5階大会議室
   

(京都市上京区新町通り丸太町上ル東側
地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分
市バス府庁前下車すぐ)

報告 ・佐藤大介氏(東北大学) 「地元の歴史をのこす・学ぶ-東日本大震災後・宮城でのとりくみから-」
  ・大林賢太郎氏(京都造形芸術大学) 「京都造形芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センター
(歴史遺産研究部門)における被災資料等保存処置の取り組みについて」
  ・前田正明氏(和歌山県立博物館) 「2011年9月の紀伊半島大水害時における資料レスキュー活動とその後の取り組み」

日本各地で災害が継起する中で、歴史資料保全活動とそれを支える組織が全国的に広がっている。東日本大震災以降には、このような活動や災害史研究の 重要性が、歴史学界の中で全国的な課題としていっそう強く認識されるようになった。 本例会では、現在もなお進行中の東日本大震災による被災歴史資料保全 活動の現状と課題や和歌山県での取り組みを学びつつ、災害そのものを日本史研究の中に位置づける方法を議論する場とする。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。お問い合わせは、日本史研究会(075)256-9211

2013年12月例会

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テーマ「史料の生成を考える」

日時:12月14日(土)13:00~17:00

場所:機関紙会館五階大会議室

報告:

  • 冨善 一敏 氏(東京大学)「京都町奉行所筆耕について ―文書行政と民間社会を媒介する実務者―」
  • 東 昇 氏(京都府立大学)「近世の庄屋日記と地域情報 ―天草郡高浜村上田宜珍の記録―」

本例会では「史料の生成」をテーマに据える。あらゆる歴史情報の中で、史料として残されるものは何か、誰がいかなる契機で書き残すのか。これらは歴史学の根幹を成す「史料」について考える上で大変重要な問題である。本例会では、近世における「史料の生成」に関する二つの報告を通して、近世文書主義社会の特質に迫りたい。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

2013年11月例会

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日本史研究会 11月例会

日時 11月30日(土) 午後1時~5時
場所 機関紙会館5階大会議室
テーマ 「平安京・天皇・仏教―平安時代の仏教と権力の形象―」
報告者 上川通夫氏(愛知県立大学) 「平安京と仏教」
  斎木涼子氏(奈良国立博物館) 「真言密教と天皇―摂関期から院政期へ―」
コメント 久保智康氏(京都国立博物館名誉館員)

政治権力と仏教との関係を論ずることは、仏教思想の政治的影響力を考えるだけでなく、社会における宗教的営為の実態を明らかにする上でも、避けては通れない課題である。この課題に対して古代史学と仏教史学は、いわゆる「国家仏教」論とその批判的検討を軸に、多くの研究成果を蓄積してきた。

本会では、天皇や院、貴族などの権力主体がどのような教義・思想を受容し、そしてその結果として選別された信仰形態と造形が、どのような権力像を形成したのかに焦点を当て、考古学・美術史学等の隣接分野の成果も交え、古代から中世への展開を視野に入れた議論を行いたい。

 

*入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

お問い合せは日本史研究会075-256-9211まで。

2013年 9月例会

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テーマ 「空襲研究を考える/空襲研究から考える」

日時9月21日(土) 13:00〜17:00

場所:機関誌会館5階大会議室

報告:工藤 洋三氏「米軍資料から日本空襲を考える」(米軍資料研究会代表)

佐々木 和子氏「大阪における空襲研究とピースおおさか」(神戸大学)

戦争経験は次世代継承の段階を迎えつつある。歴史研究は市民運動の成果とどのような事実や課題を共有してきたのだろうか。9月例会では、「空襲研究」の現段階に焦点をあてる。「空襲」体験は1970年代以降、経験者の聞き取り記録・市民の反戦平和記録運動として展開し、1980年代以降は理系の研究者を中心とした米軍史料の発掘、解明によって文献研究としての蓄積がすすめられてきた。一方で、歴史学研究・地域史研究の主題として取り組まれてこなかった時代は長い。9月例会では、米軍資料を各地の空襲運動・研究に有用なコンテンツとして見出してきた第一人者でもある工藤洋三氏(「米軍資料研究会」代表・「空襲・戦災を記録する会全国連絡会議」事務局長)に、空襲運動と研究の現状やGPS・GISを活用した戦争遺跡調査、原爆・パンプキンの被弾地調査等の学術横断的な取組みによって何がどこまで明らかにされてきているのか、お話いただく。また、関西を中心に文献史学の立場から空襲研究、アーカイブス研究を進めてこられた佐々木和子氏には、「空襲研究」の現状の俯瞰とともに、大阪府による空襲死者の刻名碑事業「大阪空襲死没者名簿編纂事業」の意義についても提起いただく。

残暑厳しきおりですが、みなさまぜひご参加ください。

2013年 6月例会

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テーマ 「映画と歴史研究史実/考証/創作」

日時:6月22日(土)午後1時~午後5時30分

場所:機関誌会館5階大会議室

(京都市上京区新町通り丸太町上ル東側地下鉄丸太町駅下車2番出口より西へ徒歩5分。市バス府庁前下車すぐ)

報告:  京楽真帆子氏(滋賀県立大学/文献史学) 「歴史学と映画 ‐『大仏開眼』と『山椒大夫』」

  板倉   史明氏(神戸大学/映画学研究)  「歴史映画における時代考証の政治学」

コメント:田中  聡氏(立命館大学/京都学研究)

 

歴史学の実証や研究成果は社会にどのように受容され、相互にどのような関係をきりむすんできたのだろうか。6月例会では近年、様々な分野から研究が進む映画に着目する。戦後歴史学との関わりが掘り起こされ、歴史学研究との交差が顕著な1950年代の古代史中世史を素材とした映画作品の読み解きや、歴史映画(historical films)の研究状況・日本映画における時代考証等に議論のはばを広げ、それぞれの研究手法による議論を介し、歴史表現をめぐる問題系を考えたい。

 

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。

2013年5月例会

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日 時:5月18日(土)14:00~
会 場:機関紙会館5階大会議室
(地下鉄丸太町駅下車二番出口より西へ徒歩五分、市バス府庁前下車すぐ)
テーマ:「近現代アイヌ史研究の現在と日本史学」
報告者:山田伸一氏(北海道開拓記念館)
「『北海道旧土人保護法』を中心とした近現代アイヌ史の研究状況」
コメント:駒込 武氏(京都大学)

2007年度国連総会で先住民族の権利に関する国連宣言が採択され、翌年日本の国会が「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」を行った。近年、国家レベルで先住民族問題をめぐって大きな動きがある。同時に、アイヌ史研究は多数の研究者に取り組まれ、一次史料に基づいた実証分析においても飛躍的な高まりを見せている。

しかし、かかる達成を「日本史学」としてどれほど共有できているのか疑問がある。本例会の目的は、「北海道旧土人保護法」研究を軸にアイヌ史研究の現在を共有することである。それによって近現代の日本史の叙述のあり方を問い直す契機とすることを目指したい。

入場無料。一般来聴歓迎。予約不要。
お問い合わせは日本史研究会(075)256-9211