総合委員会
はじめに
会誌第七六二号に掲載しました代表委員仁木宏執筆の「日本史研究会会員のみなさんへ ―会財政の現状について―」でお知らせしましたように、本会は本年度(二〇二六年度)の活動方針に「大幅な財政赤字への対応策として、年会費の改訂を視野に入れつつ、会活動の全般的な見直し、経費削減、会員数の維持等について努力する」との項目を立てました。右の方針に基づいて本年度設置された「会費・会活動検討ワーキング・グループ」および総合委員会において会費改訂・会活動の改革等について議論を重ねてきましたので、一〇月三日の開催を予定しています本年度総会に先立って会員のみなさんへご説明・ご提案する次第です。Continue reading 会費改訂および会活動の改革について(提案)
京都府八幡市の京阪電鉄「橋本」駅のすぐ近くで、発掘調査によって橋本陣屋の遺構が発見されました。
外国船の来航や尊王攘夷運動の過激化によって混乱した幕末期、橋本陣屋は朝廷がある京都を守るために建設され、のちに完成した楠葉台場(枚方市)、梶原台場(高槻市)と連動して山城・摂津・河内の国境地帯をかためました。楠葉台場は、国史跡として保存・活用されています。梶原台場は今年、発掘調査で遺構が初めて見つかり、実態解明が進んでいます。橋本陣屋についても、発掘調査や文献の解読によって平面構造や機能が明らかになるなど、文化財としての価値が解明されつつあります。
このシンポジウムでは、橋本陣屋を中心に、楠葉台場・梶原台場もふくめて、それらの構造がどこまでわかっているのか、専門家の方々に語っていただきます。また幕末動乱のなかで、この国境地帯がもっていた政治的・軍事的意義についても明らかにしたいと思います。Continue reading シンポジウム 陣屋と台場―山城・摂津・河内国境地帯の幕末動乱をさぐる―
日本史研究会は、自由で民主的な研究・教育の発展に努めるため、所属・立場を問わず開かれた学会活動を行なっています。しかし、ジェンダーバランスの偏りや専門領域における閉鎖性の強い人的ネットワークの存在など、種々のハラスメントが起こりやすい環境にあることも否定しきれません。諸ハラスメントが放置されることは、会員の活動を委縮させることにも繋がり、自由で民主的な研究・教育の発展を阻害するものであります。
日本史研究会は健全な学会運営を行うために、日本歴史学協会の呼びかけに応じて「歴史学関係学会ハラスメント防止宣言」(2020年制定)に賛同しました。本会はこの防止宣言の内容を胸に刻み、会員と学会活動に関係する人々の権利と尊厳を尊重し、諸ハラスメントのない学会をめざします。
2024年1月20日 日本史研究会Continue reading ハラスメントのない学会を目指して
「国旗損壊罪」制定に向けての動きが加速している。自民党総務会で法案骨子が了承されたのに続き、日本維新の会、参政党、国民民主党との調整を経て、6月16日には法案(正式名称「国旗損壊処罰法案」)が国会に提出され、今国会での成立がめざされている。同法が成立すれば、「人に著しく不快又は嫌悪の情を催させるような方法」により、「公然と国旗を損壊し、除去し、又は汚損」した者には2年以下の拘禁刑、もしくは20万円以下の罰金が科されることになる。私たち日本歴史学協会は1950年の設立以来、国家主義と軍国主義の暴走がもたらした戦前の日本の痛恨の経験に学び、平和で民主的な社会建設に貢献する歴史学の発展をめざして活動してきた立場から、この動きに対し深刻な危惧を表明し、同法の制定に反対するものである。Continue reading 国家主義の台頭と思想・信条の自由侵害をもたらす「国旗損壊罪」制定に反対する
2026年度日本史研究会総会・大会
日程:10月3日(土)・4日(日)
会場:京都女子大学 東山キャンパス(京都市東山区今熊野北日吉町35)
なお日程が10月第1土日、対面形式のみでの開催となっておりますので、ご注意ください。
・大会会場周辺にはコンビニ・飲食店が少ないため、参加者の皆様は昼食のご持参をご検討ください。
・大会会場ではゴミを捨てることはできません。参加者各自でゴミの持ち帰りなど、ご協力をお願い申し上げます。
・大会会場では、日本史研究会への新規入会、ならびに年会費の納入や納入状況の確認を受け付けます。
会場整理費 会員1,000円 非会員2,500円 学部生500円 (当日支払いをお願いします)
*会員とは日本史研究会の会員で、会誌『日本史研究』を毎月お送りしている方のことです。各部会の部会員、会誌の発送が停止している方には会員資格がありません。
【書籍展示受付】 学会・研究会
書店
書籍展示の受付は終了しました。9月4日時点で受付メールが届いていない場合には、本会事務所までお問い合わせください。
10月3日(土)
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| 総 会 |
(E校舎103)9:30~11:30 |
| 個別報告 |
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| [第一会場] |
( B校舎 501)①13:40~14:50 ②15:10~16:20 |
| ①鈴木 景二 |
ミヤケとオオヤケ |
| ②芳澤 元 |
室町文化の歴史的意義 |
| [第二会場] |
( C校舎 501)①13:40~14:50 ②15:10~16:20 |
| ①篠﨑 佑太 |
近世大名家における両敬関係の動態的研究 |
| ②松谷 昇蔵 |
政党内閣期における文部省の強固な人事慣例と政治への応答性―個別官庁の組織史的な研究にむけて― |
10月4日(日)
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共同研究報告
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| [第一会場] |
( B校舎 501) |
| 古代史部会 |
報告 9:30~11:00 討論 13:30~15:00 |
| 金 玄耿 |
武士身分成立前史 |
| 中世史部会 |
報告 11:20~12:50 討論 15:20~17:20 |
| 勅使河原拓也 |
鎌倉幕府地頭制の成立 |
| [第二会場] |
( C校舎 501) |
| 近世史部会 |
報告 10:30~12:10 コメント・討論 14:00~17:00 |
| 山下 耕平 |
近世前期武家社会における儒学受容の展開 |
| 綱川 歩美 |
コメント |
| [第三会場] |
( C校舎 412) |
共通テーマ「海洋をめぐる国益の諸相」
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| 近現代史部会 |
報告 10:30~12:00 関連報告・コメント・討論 13:30~17:00 |
| 中川 未来 |
海獣猟とナショナリズム―太平洋世界のなかの近代日本政治と地域社会― |
| 石川 亮太 |
関連報告 20世紀初頭における日本人「朝鮮通漁」の組織化過程(仮) |
| 酒井 一臣 |
コメント |
| 懇親会 |
(E校舎201 カフェテリア)18:00~20:00
懇親会参加費 一般5,500円 学生(博士後期課程まで)3,500円
(当日支払いをお願いします) |
| 書籍展示 |
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(E校舎101・102・104)
3日 12:00~16:00
4日 10:00~16:00 |

日本史研究会は、自由で民主的な研究・教育の発展に努めるため、所属・立場を問わず開かれた学会活動を行なっています。しかし、ジェンダーバランスの偏りや専門領域における閉鎖性の強い人的ネットワークの存在など、種々のハラスメントが起こりやすい環境にあることも否定しきれません。諸ハラスメントが放置されることは、会員の活動を委縮させることにも繋がり、自由で民主的な研究・教育の発展を阻害するものであります。
日本史研究会は健全な学会運営を行うために、日本歴史学協会の呼びかけに応じて「歴史学関係学会ハラスメント防止宣言」(2020年制定)に賛同しました。本会はこの防止宣言の内容を胸に刻み、会員と学会活動に関係する人々の権利と尊厳を尊重し、諸ハラスメントのない学会をめざします。
2024年1月20日 日本史研究会
【日本歴史学協会による歴史学関係学会ハラスメント防止宣言】
一般に、ハラスメントは、性別、性的指向、性自認、社会的身分、人種、民族、国籍、宗教、信条、年齢、職業、学歴・職歴、身体的特徴、障がいの有無など個人の人格にかかわる言動によって、あるいは力関係や優越的地位を利用して個人に不利益・不快感を与え、その尊厳を損なうすべての行為を指します。セクシュアル・ハラスメント、ジェンダー・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、レイシャル・ハラスメント、マタニティ・ハラスメント、モラル・ハラスメント、アルコール・ハラスメントなど様々なハラスメントはようやく社会的に認知されるようになっています。また、近年ではソーシャルメディアの発達とともに、インターネット上での誹謗中傷も大きな社会問題になっています。ハラスメントを防止することは、個人の人格と人権を尊重することであり、その重要性は学問の世界でも例外ではありません。
すでに数多くの大学・研究機関では、ハラスメントを防止するためのガイドラインが作成され、改善のための取り組みと、また残念ながらなお数多く発生する様々な事件への対処が行われています。しかし、学問・研究・教育活動は大学・研究機関だけではなく、それらの組織を超えて連携・協同する学会によっても成り立っています。歴史学関係の学会も、大会・例会・シンポジウム・学会誌編集発行などの様々な組織運営活動を通じて、歴史研究者がその研究成果を発表し、互いに議論する場を提供しています。その活動は、大学・研究機関に所属しない歴史研究者によっても、あるいは教育・出版関係など広く社会一般に及ぶ様々な立場の関係者によっても担われています。ハラスメントは被害者の自由な意見表明や研究活動・組織運営活動を萎縮させます。それは民主的で自由・平等を基本とする学会活動の健全な発展を阻害するものです。
歴史学関係学会は学問の発展のために、ハラスメント防止の取り組みに積極的に協力することが求められるでしょう。本ハラスメント防止宣言に賛同する歴史学関係学会は、歴史学の発展と歴史学関係学会に携わる関係者の人格と人権の尊重のために、各学会会員にハラスメントの防止をよびかけ、啓発活動に取り組み、ハラスメントのない自由闊達で平等な歴史研究・教育活動の実現に努めることをここに宣言します。
2020年7月15日制定
2020年10月16日改定
2021年7月17日改定
日本史研究会は、1945年の創立以来、学会誌『日本史研究』を刊行して参りました。70年余の長きにわたり会誌を刊行できましたことは、ひとえに会員・著者各位のご支援、ご協力の賜物と深く感謝しております。
Continue reading 『日本史研究』掲載論文等の著作権譲渡のお願い