新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、部会活動は2020年8月現在も、集会型(対面型)を避け、Zoomなどを活用し、10月実施予定の大会に向けた準備を中心に進めています。状況によって、各部会担当研究委員の判断で、運営委員会など、範囲・規模を限った形で会がもたれる場合(ここに情報が掲載されない場合)もございますが、何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
3月5日(火)18:30〜
機関紙会館3F
亀ヶ谷憲史氏「室町幕府と鎌倉府の政治関係−足利義持・義教期を中心に−」
<参考文献>
- ・山家浩樹「室町時代の政治秩序」(『日本史講座』4、東京大学出版会、2004年)
- ・佐藤博信「鎌倉府についての覚書」(『中世東国の支配構造』思文閣出版、1989年、初出1988年)
日時:2月26日(火)18:30〜
場所:於機関紙会館3F
酒匂由紀子氏「伊勢神宮の遷宮費用と京都の酒屋‐足利義政期を中心に-」
<参考文献>
- 芝本行亮「大神宮御師職と大中臣氏」(『神道史研究』49-3号、2001年)
- 早島大祐「足利義政親政期の財政再建」(同『首都の経済と室町幕府』吉川弘文館、2006年、初出1999年)
◆2013年度大会報告者業績検討会
日 時:2/10(日) 13:00~
会 場:機関紙会館3階会議室
報 告:
(1)久野 洋氏「三村昌司氏の業績検討」
(2)前田結城「奈良勝司氏の業績検討」
対象文献:
<久野報告>
- ①「『明治二十二年度通常兵庫県会議事録』にみる地方政治状況」(『市史研究さんだ』6号 、2003年)
- ②「『大区小区制』期における『区』運営―兵庫県第十五区を例に(『市史研究さんだ』9号、2007年)
- ③ 「第一回総選挙における選挙運動についての試論」(『神戸大学史学年報』22号、2007年)
- ④ 「公議人の存在形態と公議所における『議論』―三田藩を事例に」(『歴史学研究』842号 2008年)
- ⑤ 「明治二十年代における政治運動の論理と展開―兵庫県を中心に」(『日本史研究』552号、2008年)
- ⑥ 「明治中期における地方名望家の存在形態―大西善太郎と阪鶴鉄道」(『ヒストリア』218号、2009年)
- ⑦ 「明治一四年の政変前後における改進党系政治運動と『神戸新報』」(『ヒストリア』220号、2010年)
- ⑧ 「芝原拓自『所有と生産様式の歴史理論』と歴史学の現在的課題」(『日本史研究』591号、2011年)
対象文献:
<前田報告>
- ①『明治維新と世界認識体系』(有志舎、2010年)
- ②「近代社会の生成に『民衆』をどう位置づけるのか」(『日本史研究』588、2011年)
- ③「幕末政治と〈決断〉の制度化」(『ヒストリア』223、2010年)
参考文献(※前田報告):
- 宮地正人『通史の方法』(岩波書店、2010年)
- 三谷博「日本における『公論』慣習の形成」(三谷博編『東アジアの公論形成』東京大学出版会、2004年)
◆2月部会
日 時: 2月9日(土)15:00~
会 場:機関紙会館3階会議室
報 告:李 主先 氏「伊藤博文の韓国併合構想をめぐって」
参考文献:
水野直樹「伊藤博文の「メモ」は「韓国統治構想」といえるものか ―伊藤之雄氏の所説への疑問―」(『日本史研究』602、2012年)
アブストラクト:
先行研究では、日本政府内の併合論をめぐる対立を併合の時期をめぐる漸進的・急進的併合論として説明してきた。しかし、伊藤博文研究の進展とともに、伊藤の併合構想が、実際行われた併合とは違う「自治植民地」をモデルとしたという見解が登場してきている。伊藤の併合構想として引用される伊藤の「メモ」については、史料批判の側面からすでに水野春樹氏による指摘があったが、本報告では、この指摘を踏まえて『末松子爵家所蔵文書』における伊藤の「メモ」の保存形態や作成時期、内容を分析し、伊藤の韓国併合構想を再検討する。
日時:2月18日(月)18:30~21:00
場所:機関紙会館3階
報告:久米舞子氏 「平安京都市民の存在形態―道々細工を中心として―」
参考文献
浅香年木「平安期の都市における手工業生産」(『日本古代手工業史の研究』法政大学出版局、1971年)
日時:2月25日(月)18:30~21:00
場所:機関紙会館3階会議室
報告者:時広雅紀氏
題目「幕藩制国家崩壊期の彦根藩井伊家」
〈参考文献〉
- 佐々木克編『幕末維新の彦根藩』(サンライズ出版、2001年)特に宮地正人「幕末彦根藩の政治過程」
- 笹部昌利「近世の政治秩序と幕末政治」(『ヒストリア』208、2008年)
※近現代史部会との合同部会です。
日時:1月19日(土)15:30~18:00
場所:機関紙会館5階大会議室
服藤早苗氏「平安王朝の儀式とジェンダー・五節と遊女 ~網野善彦批判」
*古代史部会との合同部会です。通常と曜日・時間・階が異なります。ご注意ください。
〔参考文献〕
- 服藤早苗『古代・中世の芸能と買売春』明石書店、2012年
- 網野善彦『中世の非人と遊女』講談社学術文庫、2005年
- 後藤紀彦「遊女と朝廷」(『週刊朝日百科 中世Ⅰ』朝日新聞社、1986年)
日時:1月28日(月)18:30~21:00
場所:機関紙会館5階大会議室
告井幸男氏 「名代について」
〔参考文献〕
狩野久「部民制」(『日本古代の国家と都城』東京大学出版会、1990年)
鎌田元一「「部」についての基本的考察」(『律令公民制の研究』塙書房、2001年)
*報告終了後、恒例の書籍の交換会を開催します。どうぞお手持ちの重複本等をお持ち寄りくださいますようお願いします。
日時:1月19日(土)15:30~18:00
場所:機関紙会館5階大会議室
服藤早苗氏「平安王朝の儀式とジェンダー・五節と遊女 ~網野善彦批判」
*中世史部会との合同部会です。通常と曜日・時間が異なります。ご注意ください。
〔参考文献〕
- 服藤早苗『古代・中世の芸能と買売春』明石書店、2012年
- 網野善彦『中世の非人と遊女』講談社学術文庫、2005年
- 後藤紀彦「遊女と朝廷」(『週刊朝日百科 中世Ⅰ』朝日新聞社、1986年)